『坂番洋楽データファイル』 第110回
←Gのハイコードを押さえる手の裏っ側
そっかあ、デュアン・エディさんのギターに
影響されてるんですね。
60年代のエレキの神様達は。
やっぱり先駆者はエライなあ。
僕はチェット・アトキンスとか
ジャンゴ・ラインハルトはコピーしようとしたものの
聞くだけにしました(笑)。
スゴすぎ。
『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』 第110回 坂崎音楽堂
まだまだ続く「テ」で始まるアーティスト特集。
「テ」の13回目です。
『デペッシュ・モード(Depeche Mode)』
★1980年イギリス・エセックス州で結成された男性3人組のエレクトロ・ポップ・グループ。
グループ名は、フランスのファッション雑誌『デペッシュ・モード』に由来。
デビュー当時からヨーロッパをはじめ、アメリカ、南米などでは常にスタジアム級の会場のライヴを行なう、
エレクトロ・ポップ界のスーパーグループの1つに数えられています。
♪エンジョイ・ザ・サイレンス (Enjoy The Silence)
*1990年、全米8位まで上昇。
★この曲を含むアルバム『ヴァイオレーター』(1990)に続き、1993年リリースのアルバム
『ソングス・オブ・フェイス・アンド・デヴォーション』は、本国イギリスをはじめ、フランス、ドイツ、
イタリア、スウェーデン、オーストリア、アメリカでアルバムチャートのナンバーワンに輝いています。
『デュアン・エディ(Duane Eddy)』
★1938年4月26日、ニューヨーク、コーニング生まれ(77歳)。
5歳の時、父親にいくつかのコードを教わりギターを始める。
ラジオから流れるカントリーミュージック番組に夢中になり、父親のマーチンのアコギを弾きまくる。
その後、10代でバンドを組み、「チェット・アトキンス」や「レス・ポール」、
ジャズの「バーニー・ケッセル」や「ジャンゴ・ラインハルト」などに影響を受けつつ、
独自のギター奏法≪トゥワンギー≫を完成。
1950年代の、シンプルかつメロディアスなロックンロールギター・インストゥルメンタルの草分け的存在。
彼のスタイルは、1960年代のベンチャーズやシャンティーズといった
サーフィン音楽系の若手ギタリスト達に多大なる影響を与えました。
1960年代中頃から約20年ほど音楽のメジャーシーンから遠ざかっていましたが
彼独特のギター奏法「トゥワンギー・ギター」を幼い頃に聴いて育ったミュージシャン達
(B.J.トーマス、エミルー・ハリス、ベンチャーズ、フォリナー等)のアルバムにゲスト参加。
そして1986年、当時は最先端の音楽集団アート・オブ・ノイズが、デュアン・エディを迎えて発表した曲が話題となりました。
♪ピーター・ガン(Peter Gunn)/アート・オブ・ノイズ with デュアン・エディ
*オリジナルは1960年のヘンリー・マンシーニ
*1986年、全米50位。
★翌年1987年、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、ジェフ・リンなどが
バックアップしたデュアン・エディの復活アルバムも制作。
『デュラン・デュラン(Duran Duran)』
★1978年、イギリス・バーミンガムで結成された男性5人組。
最初はオリジナルメンバーのニック・ローズ(キーボード)とジョン・テイラー(ギター)を含む4人組としてスタート。
しかし、すぐにボーカルとベースが脱退。
その後、ロジャー・テイラー(ドラム)が参加。
1980年、ベーシスト探しが難航したためジョン・テイラーがベーシストに転向。
そしてギタリストとしてアンディ・テイラーが参加。
そんな中、ボーカリスト選びが難航しオーディションに踏み切ります。
そして、ルックス・魅力的な声、それにオーディションを受けた中で、
唯一詩や曲を書きためたノートを持参していたこともあってサイモン・ル・ボンが選ばれます。
1981年「ニューロマンティック」の中心的グループとして「プラネット・アース」でデビュー。
最初は本国イギリス、ヨーロッパ、日本で絶大な人気を博します。
当時の代表的なヒットシングルが・・・
美女がまわし姿で相撲をとったり、ハイレグ姿の女性が子供用のプールで人工呼吸を受けたり・・・
というエロティックなビデオクリップが話題になったこの曲。
♪グラビアの美少女(Girls On Film)
*1981年、全英3位。
★1982年の終わり、MTVでの大量オンエアーされたこともあり、
ついに全米でも大ヒットを記録したのがこの曲。
♪ハングリー・ライク・ザ・ウルフ(Hungry Like The Wolf)
*リリースの翌年、1983年全米3位まで上昇。
★この大ヒットをきっかけに「第2次ブリティッシュ・インヴェイジョン」の
リーダー的存在として次々にヒットを放っていきます。
♪プリーズ・テル・ミー・ナウ(Is There Something I Should Know)
*1983年、全英初の1位。全米では4位。
♪ザ・リフレックス(The Reflex)
*1984年、全米初の1位。全英では2曲目の1位。
♪007/美しき獲物たち(A View To A Kill)
*1985年、2曲目の全米1位。
*1985年公開の『007/美しき獲物たち』(ロジャー・ムーア主演の最後の作品)の主題歌
★このヒットのあと、デュラン・デュランの活動を停止して、
ジョン・テイラーとアンディ・テイラーが「パワーステーション」を、
サイモン・ル・ボンがニック・ローズ、ロジャー・テイラーと「アーケイディア」を結成。
その後デュラン・デュランとしてはメンバーの脱退や新加入などを繰り返しつつ、
今年、5年ぶり通算14枚目となるニューアルバム『ペイパー・ゴッズ(Paper Gods)』を発表。
♪プレッシャー・オフ(Pressure Off)/デュラン・デュランfeat.ジャネールモネイ&ナイル・ロジャース
次回「坂崎さんの番組」という番組は
『坂崎音楽堂』もしもビートルズがあの曲をカヴァーしたら...