『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』 第96回
チャック・ベリーは改めて聞くと、
誰かがカバーして有名になった曲が多くで
そういった意味ではR&Rの元祖だなって再確認しました。
あの50年代に、こんなR&Rが生まれていたなんて、
当時はみんなビックリしたんだろうなぁ。
『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』第96回
今回のSYDFは「チ」で始まるアーティストの2回目。
『チャカ・カーン(Chaka Khan)』
★本名「イヴェット・マリー・スティーヴンス」
1953年3月23日、アメリカ・イリノイ州グレイトレイクス生まれ。
1973年にファンクバンド「ルーファス」のリードボーカリストとしてデビュー。
そして1978年「ルーファス」と平行してソロ活動をスタート。
♪アイム・エヴリ・ウーマン(I'm Every Woman)
*ソロ第1弾シングル。1978年、全米21位を記録。
★これまで、R&Bはもとより、ロック、ジャズなど、数々の名曲をカバー。
隠れた名曲を探し出し歌うことによって、そのオリジナル・アーティスト達が
注目を集めることとなった…ということもあります。
♪フィール・フォー・ユー(I Feel For You)
*プリンスが1979年に発表した2ndアルバム『愛のペガサス』の1曲をカヴァー。
見事大ヒットさせ、オリジナル曲(プリンス)も注目されました。
*1984年、全米3位。
*冒頭のラップは、当時最も人気のあったラッパー、グランドマスター・メリー・メル。
ハーモニカは、ご存じスティーヴィー・ワンダー。
『チャック・ベリー(Chuck Berry)』
★1926年10月18日、ミズーリ州セントルイス生まれ(88歳)。
幼少の頃から音楽に興味を持ち6歳で地元の聖歌隊に加わり、
高校時代にはギターを持って人前での演奏をスタート。
1955年、マディ・ウォーターズの口利きで名門チェス・レコードと契約。
♪メイベリーン(Maybellene)
*記念すべきデビューシングル
*1955年、全米一般チャートでは5位。R&Bチャートで1位。
★チャック・ベリーといえば、有名なのが独特のギター奏法。
まるで、アヒルが歩いてるかのように腰を落としてギターを弾く
「ダックウォーク」はチャック・ベリーのライヴの代名詞となりました。
「ロックンロールの創始者の一人」と言われているチャック・ベリーの
作品は多くのミュージシャンによって数多くされています。
♪ロール・オーヴァー・ベートーベン(Roll Over Beethoven)
*1956年、全米一般チャートでは29位(R&Bチャートでは2位)
*1963年、ビートルズがアルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ』でカヴァー。
*1973年、ELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)が
ベートーベンの「運命」を使った大胆なアレンジでシングルヒットさせています。
♪ロックンロール・ミュージック(Rock & Roll Music)
*1957年、全米一般チャートでは8位
*1964年、ビートルズがアルバム『ビートルズ・フォー・セール』でカヴァー。
*1976年、ビーチボーイズが復活シングルとしてカバー、全米5位を記録。
♪スウィート・リトル・シックスティーン(Sweet Little Sixteen)
*1958年、全米一般チャートでは2位(R&Bチャートでは1位)
*ビーチボーイズのあの有名な「サーフィン・U.S.A.」は
この曲のメロディに、サーフィンものの歌詞をつけたもの。
♪ジョニー・B・グッド(Johnny B.Goode)
*1958年、全米一般チャートでは8位(R&Bチャートでは2位)
*チャック・ベリーの…というより、ロックンロールナンバーの
中では、 最も有名な1曲と言っても過言ではない曲です!
次回「坂崎さんの番組」という番組
ゲストに細坪基佳さん