PROGRAM NO.2014-049  12/4~12/8


『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』 第96回


チャック・ベリーは改めて聞くと、
誰かがカバーして有名になった曲が多くで
そういった意味ではR&Rの元祖だなって再確認しました。
あの50年代に、こんなR&Rが生まれていたなんて、
当時はみんなビックリしたんだろうなぁ。



『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』第96回

今回のSYDFは「チ」で始まるアーティストの2回目。


『チャカ・カーン(Chaka Khan)』

★本名「イヴェット・マリー・スティーヴンス」
  1953年3月23日、アメリカ・イリノイ州グレイトレイクス生まれ。
  1973年にファンクバンド「ルーファス」のリードボーカリストとしてデビュー。
  そして1978年「ルーファス」と平行してソロ活動をスタート。 

   ♪アイム・エヴリ・ウーマン(I'm Every Woman)
    *ソロ第1弾シングル。1978年、全米21位を記録。

★これまで、R&Bはもとより、ロック、ジャズなど、数々の名曲をカバー。 
  隠れた名曲を探し出し歌うことによって、そのオリジナル・アーティスト達が
  注目を集めることとなった…ということもあります。

   ♪フィール・フォー・ユー(I Feel For You)
    *プリンスが1979年に発表した2ndアルバム『愛のペガサス』の1曲をカヴァー。
      見事大ヒットさせ、オリジナル曲(プリンス)も注目されました。
    *1984年、全米3位。
    *冒頭のラップは、当時最も人気のあったラッパー、グランドマスター・メリー・メル。
      ハーモニカは、ご存じスティーヴィー・ワンダー。


『チャック・ベリー(Chuck Berry)』

★1926年10月18日、ミズーリ州セントルイス生まれ(88歳)。
  幼少の頃から音楽に興味を持ち6歳で地元の聖歌隊に加わり、
  高校時代にはギターを持って人前での演奏をスタート。
  1955年、マディ・ウォーターズの口利きで名門チェス・レコードと契約。

   ♪メイベリーン(Maybellene)
    *記念すべきデビューシングル
    *1955年、全米一般チャートでは5位。R&Bチャートで1位。

★チャック・ベリーといえば、有名なのが独特のギター奏法。
  まるで、アヒルが歩いてるかのように腰を落としてギターを弾く
  「ダックウォーク」はチャック・ベリーのライヴの代名詞となりました。
  「ロックンロールの創始者の一人」と言われているチャック・ベリーの
  作品は多くのミュージシャンによって数多くされています。

   ♪ロール・オーヴァー・ベートーベン(Roll Over Beethoven)
    *1956年、全米一般チャートでは29位(R&Bチャートでは2位)
    *1963年、ビートルズがアルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ』でカヴァー。
    *1973年、ELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)が
      ベートーベンの「運命」を使った大胆なアレンジでシングルヒットさせています。

   ♪ロックンロール・ミュージック(Rock & Roll Music)
    *1957年、全米一般チャートでは8位
    *1964年、ビートルズがアルバム『ビートルズ・フォー・セール』でカヴァー。
    *1976年、ビーチボーイズが復活シングルとしてカバー、全米5位を記録。

   ♪スウィート・リトル・シックスティーン(Sweet Little Sixteen)
    *1958年、全米一般チャートでは2位(R&Bチャートでは1位)
    *ビーチボーイズのあの有名な「サーフィン・U.S.A.」は
      この曲のメロディに、サーフィンものの歌詞をつけたもの。

   ♪ジョニー・B・グッド(Johnny B.Goode)
    *1958年、全米一般チャートでは8位(R&Bチャートでは2位)
    *チャック・ベリーの…というより、ロックンロールナンバーの
      中では、 最も有名な1曲と言っても過言ではない曲です!


次回「坂崎さんの番組」という番組
ゲストに細坪基佳さん