『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』第83回
スティングがシングル盤でNo.1をそんなに獲得していないのが意外でした。
アルバムアーティストなんですね。
ステッペンウルフの「ワイルドで行こう」は高校の頃、みんなで歌ったな
ツッパリ仲間がバンド組んでいて、お手伝いしたのを想い出すなぁ。
『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』 第83回
83回目となるSYDF(「ス」の8回目)、今回のラインナップは・・・
『スティング(Sting)』
★1951年10月2日、イギリス・ウォールズエンド出身(62歳)
本名/ゴードン・マシュー・トーマス・サムナー。
1977年「ポリス」を結成。
(ポリス時代の活躍は「ホ」のときに改めて…)
本格的なソロ活動をはじめたのは「ポリス」が活動停止した
翌年の1985年、ソロデビューアルバム『ブルー・タートルの夢
(The Dream of the Blue Turtles) 』を発表。
ブランフォード・マルサリスやケニー・カークランドなど、
当時の若手で、テクニック抜群のジャズアーティスト達が
レコーディングに起用されました。
♪セット・ゼム・フリー(If You Love Somebody Set Them Free)
*アルバム『ブルー・タートルの夢』からの1stシングル
*1985年、全米3位まで上昇。
★その後、レコーディングメンバー達とのライヴアルバムをリリース。
そして、1987年、オリジナルアルバム『ナッシング・ライク・ザ・サン』をリリース。
♪ウィル・ビー・トゥゲザー(We'll Be Together)
*1987年、全米7位を記録。
♪イングリッシュマン・イン・ニューヨーク(Englishman In New York)
*1988年、全米84位。
★坂崎さんも言っていましたが、ものすごくヒットしたイメージがあるのに、
チャート的には、1位を獲得していないスティング・・・。
1993年末に、ブライアン・アダムスとロッド・スチュワートとコラボした映画
『三銃士』の主題歌は(スティング名義では唯一の)全米1位に輝いています。
♪オール・フォー・ラヴ(All For Love)
/Bryan Adams with Rod Stewart and Sting
★ソロデビューした時は、ジャズとロックを融合させてたスティングですが、
ここ数年はクラシック音楽に傾倒し、本格的なクラシックアルバムをリリース。
ポリス時代からソロアーティストとしてのヒット曲をクラシック・ アレンジした
オーケストラによるセルフカバーアルバムなどもリリースしています。
『ステッペンウルフ(Steppenwolf)』
★1967年、アメリカ・ロサンゼルスで結成された5人組のロックバンド。
グループ名は「ヘルマン・ヘッセ」の小説『荒野のおおかみ』から由来。
1968年にレコードデビュー。
デビューアルバムからの3rdシングルが映画『イージー・ライダー』で使われ、
世界的なヒットとなりました。
♪ワイルドで行こう(Born To Be Wild)
*1968年、全米2位まで上昇。
★何度も「活動停止」と「再活動」を繰り返しつつも、
現在はオールディーズショーなどに出演し活動を続けています。
『ストーリーズ(Stories)』
★1972年、ニューヨークで結成された男性4人組。
活動期間はわずか1年。(1973年には解散)
そんな彼らの、唯一の大ヒットが解散寸前に誕生。
♪ブラザー・ルイ(Brother Louis)
*イギリスのソウルグループ「ホット・チョコレート」の曲をカバー。
*1973年、全米1位。
『ストレイ・キャッツ(Stray Cats)』
★1979年、ニューヨークで結成された3人組。
「ブライアン・セッツァー」を中心に、ネオロカビリースタイルのロックを展開。
結成当初は、「イロモノ的」な扱いでヒットにも恵まれませんでしたが、デビューから苦節3年。
イギリスから火がつき、その後ヨーロッパ、それから本国アメリカでも大ブレイク!となりました。
♪ロック・タウンは恋の街(Rock This Town)
*アメリカでの最初のシングル曲
*1982年、全米9位を記録。
★アメリカでの1stアルバムとなった『ビルト・フォー・スピード(Built For Speed) 』は
全米アルバムチャートで15週連続2位!(1982年)
15週もヒットしつつ、なぜ1位が獲得できなかったのか?
それは、あのマイケル・ジャクソンのモンスターアルバム『スリラー』が1位を独走したためでした。
♪ストレイ・キャットすとらっと(Stray Cat Strut)
*1983年、全米3位まで上昇。
*この曲の邦題、今は「気取りやキャット」となっています。
次回 「坂崎さんの番組」という番組
大瀧詠一さん追悼特別企画