PROGRAM NO.2014-004  1/23~1/27


『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』第83回

スティングがシングル盤でNo.1をそんなに獲得していないのが意外でした。
アルバムアーティストなんですね。
ステッペンウルフの「ワイルドで行こう」は高校の頃、みんなで歌ったな
ツッパリ仲間がバンド組んでいて、お手伝いしたのを想い出すなぁ。


『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』 第83回
83回目となるSYDF(「ス」の8回目)、今回のラインナップは・・・

『スティング(Sting)』

★1951年10月2日、イギリス・ウォールズエンド出身(62歳)
  本名/ゴードン・マシュー・トーマス・サムナー。
  1977年「ポリス」を結成。
  (ポリス時代の活躍は「ホ」のときに改めて…)
  本格的なソロ活動をはじめたのは「ポリス」が活動停止した
  翌年の1985年、ソロデビューアルバム『ブルー・タートルの夢
  (The Dream of the Blue Turtles) 』を発表。
  ブランフォード・マルサリスやケニー・カークランドなど、
  当時の若手で、テクニック抜群のジャズアーティスト達が
  レコーディングに起用されました。
   ♪セット・ゼム・フリー(If You Love Somebody Set Them Free)
    *アルバム『ブルー・タートルの夢』からの1stシングル
    *1985年、全米3位まで上昇。

★その後、レコーディングメンバー達とのライヴアルバムをリリース。
  そして、1987年、オリジナルアルバム『ナッシング・ライク・ザ・サン』をリリース。
   ♪ウィル・ビー・トゥゲザー(We'll Be Together)
    *1987年、全米7位を記録。
   ♪イングリッシュマン・イン・ニューヨーク(Englishman In New York)
    *1988年、全米84位。

★坂崎さんも言っていましたが、ものすごくヒットしたイメージがあるのに、
 チャート的には、1位を獲得していないスティング・・・。
  1993年末に、ブライアン・アダムスとロッド・スチュワートとコラボした映画
 『三銃士』の主題歌は(スティング名義では唯一の)全米1位に輝いています。
   ♪オール・フォー・ラヴ(All For Love)
          /Bryan Adams with Rod Stewart and Sting

★ソロデビューした時は、ジャズとロックを融合させてたスティングですが、
 ここ数年はクラシック音楽に傾倒し、本格的なクラシックアルバムをリリース。
  ポリス時代からソロアーティストとしてのヒット曲をクラシック・ アレンジした
  オーケストラによるセルフカバーアルバムなどもリリースしています。


『ステッペンウルフ(Steppenwolf)』

★1967年、アメリカ・ロサンゼルスで結成された5人組のロックバンド。
  グループ名は「ヘルマン・ヘッセ」の小説『荒野のおおかみ』から由来。
  1968年にレコードデビュー。
  デビューアルバムからの3rdシングルが映画『イージー・ライダー』で使われ、
 世界的なヒットとなりました。
   
   ♪ワイルドで行こう(Born To Be Wild)
    *1968年、全米2位まで上昇。

★何度も「活動停止」と「再活動」を繰り返しつつも、
  現在はオールディーズショーなどに出演し活動を続けています。


『ストーリーズ(Stories)』
★1972年、ニューヨークで結成された男性4人組。
  活動期間はわずか1年。(1973年には解散)
  そんな彼らの、唯一の大ヒットが解散寸前に誕生。
   ♪ブラザー・ルイ(Brother Louis)
    *イギリスのソウルグループ「ホット・チョコレート」の曲をカバー。
    *1973年、全米1位。

『ストレイ・キャッツ(Stray Cats)』

★1979年、ニューヨークで結成された3人組。
  「ブライアン・セッツァー」を中心に、ネオロカビリースタイルのロックを展開。
 結成当初は、「イロモノ的」な扱いでヒットにも恵まれませんでしたが、デビューから苦節3年。 
  イギリスから火がつき、その後ヨーロッパ、それから本国アメリカでも大ブレイク!となりました。
   ♪ロック・タウンは恋の街(Rock This Town)
    *アメリカでの最初のシングル曲
    *1982年、全米9位を記録。

★アメリカでの1stアルバムとなった『ビルト・フォー・スピード(Built For Speed) 』は
 全米アルバムチャートで15週連続2位!(1982年)
  15週もヒットしつつ、なぜ1位が獲得できなかったのか?
  それは、あのマイケル・ジャクソンのモンスターアルバム『スリラー』が1位を独走したためでした。

   ♪ストレイ・キャットすとらっと(Stray Cat Strut)
    *1983年、全米3位まで上昇。
    *この曲の邦題、今は「気取りやキャット」となっています。

次回 「坂崎さんの番組」という番組
大瀧詠一さん追悼特別企画