ライヴハウスは原点

『ムッシュかまやつKeep on Running~愉快にやろうぜ!“シ・ク・ヨ・ロ”アンソロジー』#19




2008年9月放送より


「日本各地に色々なライヴハウスがありまして、僕もそれなりに行っているんですが、どこも個性があって面白いですよね。例えば、オーナーが音楽好きでライヴハウスを始めちゃった、なんていうところは結構、こだわりがある。そのこだわりもムードだったり、音の聞こえ方だったりいろいろでさ」


「サンフランシスコにボズ・スキャッグスがやっているイタ飯屋あって、そこでは週末、ブルースのライヴをやるんだよ。イタ飯屋だけに超上手いパスタや超美味いピッツァが食えて、ビールを飲んだり、安い赤ワインや白ワインを飲みながらライヴを見たんだけれど、そりゃあ最高だったね! やっぱり、これからのライヴハウスはそこで出る料理、例えば、炒飯でもなんでもいいから美味しい方がいいと思うんだ」


「崩れかけたようなハコも好きだよ。そういう場所は(精神が)素っ裸になれるからね。下町にある一軒家みたいなライヴハウスって僕は好きなんです」


「カクテルは余り飲まないんですよ。お酒は瓶詰が好き(笑)。ビールはジョッキじゃなくて瓶のまま飲むのがライヴハウスだと思っているし、ワインも出来ればラッパ飲みしながら見たいタイプ(笑)」


「僕はね、ライヴハウスの店長やオーナー、そこで働いている人の趣味嗜好が色濃く出ているところに気が付くと出かけています」


「ライブハウスからステップアップして日本青年館、中野サンプラザ、武道館っていうコースがあってさ、ロック・バンドをやっている若い奴が“上を目指します!”って感じで出世の花道に憧れているのはとっても素敵なことだと思う。つまり、ライヴハウスというのは原点だと思うんですよ。この場所がなければ、ポップ・ミュージックは生まれてこないと思いますね」


*次回は8月12日(月)7時頃更新!


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