2019年5月18日

西村由紀江のSmile wind

東北の被災地に、ピアノとピアノの音を届ける活動「スマイルピアノ500」。
東日本大震災で失われたピアノの数は、およそ500台だと言われています。

「失われたピアノとピアノの音を届けたい」という気持ちから始めたのが、
「スマイルピアノ500」という活動。

みなさんのご協力により、合計57台のピアノを届けることができました。
ピアノをお譲り頂いた皆さん、ありがとうございます。

今回は、57台目のピアノをお届けしたご報告。

57台目にピアノは3月にお届けしたのは、岩手県の陸前高田市の佐々木さんのお宅。

当日は、どピーカンでお届け日和
順調に家な中へピアノを運びこみ、
みんなが集まる居間に設置。

佐々木さんのお宅は、海の見える高台の素敵な家で、
当日は、ご連絡をいただいた佐々木さんご本人と、
佐々木さんの息子さんとお嫁さん、2歳のお孫さん、
佐々木さんの娘さん、佐々木さんのご主人のお姉さんと、ご主人のお母さん。
さらに、ご近所さんの菅野さんと菅野さんも駆けつけてくれてくれました。

なんと、総勢9名でのお出迎え!

リビングに置かれたピアノを調律師の小野寺さんが鳴らすと、
皆さんから「オー」という歓声が、、、



今回、弾き初めを担当したのは
中学3年生までピアノを弾いていたという佐々木さんの娘さん。

ご主人のお母さんがご用意してくれた、
海でとれたばかりのヒジキのほか煮物、自家製の白菜キムチ、
炊き込みご飯などをご馳走になりました。

実は今回、ピアノをお届けした佐々木さんと
お出迎えをしてくれた2人の菅野さんは高校時代の同級生。
驚いたのは、2人の菅野さんのお宅にもピアノをお届けしていたんです。

2011年の冬に仮設に電子ピアノをお届けした菅野さん
2018年の夏にアップライトピアノを届けした菅野さん

今でも佐々木さんと2人の菅野さんはご近所同士。

さらに驚いたのは、今回ピアノを譲ってくださった福島県の蛭田さんと、
ピアノをお届けした佐々木さんも実は知り合いだったんです。

今回は、いろんな出会いがあった「スマイルピアノ500」の
ピアノのお届けでした。



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番組では、あなたからのメッセージをお待ちしています。

メールの方は、番組ホームページから!
ハガキの方は、今お聞きの放送局『西村由紀江のSMILE WIND』 まで。


「家族や仲間の話」、「嬉しかったこと」「失敗をしちゃったこと」など、
どんな出来事でも構いません。「あなたの身近にあるエピソード」を教えてください。
ピアノの生演奏と共にご紹介をさせていただきます。
あなたの聞きたい曲もリクエストして下さい。エピソードと一緒にご紹介します。

被災地にピアノを届ける活動「スマイルピアノ500」では、震災でピアノを失った方、またピアノを譲って下さる方からのご連絡をお待ちしています。
番組、または、私、西村由紀江のホームページまでご連絡ください。

お待ちしています!
http://www.nishimura-yukie.com

あなたにとって、笑顔の風が吹く1週間でありますように……。