▼音声はコチラから!
http://park.gsj.mobi/voice/show/11320
【書評】
人工知能本としては異色です。
人工知能本って大まかに分けて3つあるんですが・・・
・プログラミング入門
・コンビニに置いてあるような生活的な本
・人工知能を起点とした本
のうちの、人工知能を起点とした本の部類になります。
時間や意識って哲学においては広がりがあって面白いジャンルだと思っています。
ゲンロンから出ている『新記号論』と一緒に読んでいて面白かったです。
ぼくら音楽聴くじゃないですか?
メロディは「ド・レ・ミ」っていう一音がつながっているんですが、
断片がかたまりとして記憶されているんですよ。
これは時間が関係しているとフッサールは考えていたんです。
この本でも“有時”っていって時間全部を存在としてとらえていて
『これは・・・すごい!』って思いましたね。
哲学に慣れていない人は読みづらいかもしれませんが、ぜひチャレンジしてほしいです。
人間の意識とか仏教のことに興味がある人にもおすすめです。
※著者の三宅陽一郎さんは【ダイアローグスペース】にもご出演しています!
ぜひチェックしてくださいね♪
▼三宅陽一郎『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』(ビー・エヌ・エヌ新社)
https://book-smart.jp/19246/