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今回ご紹介するのは、末井昭『自殺会議』(朝日出版社)。
【書評】
今回ご紹介するのは、自殺に関する本なんです。
末井さんの体験からこの本は始まっています。
2013年に『自殺』という本が出ていて、それの続編的な立場です。
末井さんの幼少期にお母様がダイナマイト心中をしていて、
それが心の傷になっていたのですが、ある時それを話したときに、
エピソードトークになったんですよ。
それがきっかけで吹っ切れたというか、自殺に関して取り上げ始めました。
東尋坊ってご存知ですか?自殺の名所ですね。
東尋坊の用心棒という人がいるんですが、要は自殺を止める人です。
この人が人情深いんですよ。
東尋坊は一種の観光地になっていて、
自殺を止めると観光客が減っちゃうから「やめろ!」っていう人もいるんです。
事実かどうかは分かりませんが、そういう見方は「なるほどな」って思いましたね。
自殺っていうとネガティブなイメージですが、
この本の感想としては、沈んだ気持ちを引き上げてくれるようなもので、
そういう気持ちになっている人はぜひ読んでみてほしいですね。
自殺に対する考え方が変わるんじゃないのかって思っています。
▼末井昭『自殺会議』(朝日出版社)
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▼末井昭『自殺』(朝日出版社)
https://www.asahipress.com/bookdetail_digital/9784255007502/