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今回紹介するのは、石川博品『メロディ・リリック・アイドル・マジック』(ダッシュエックス文庫)
【書評】
主人公が吉貞摩真という少年なんですね。
たぶん中野区が舞台なのですが、ここはインディーズのアイドルがたくさんいて、
主人公は商業的アンチです。
石川さんはライトノベルのなかでもとがったものを書く人で、
明らかに2000年代のグランジブームやブリットポップのマンチェスターやアメリカを
下地にしているんですよね。
『アイドルじゃないだろ!』って思うようなネタがいっぱい出てくるのが好きです(笑)
出版社のダッシュエックス文庫はかなりとがった作品を出すレーベルでもあるので、
ぜひ読んでみてください!
ほかにもアイドル小説で紹介しようと思って・・・
最近話題になっているのが、乃木坂46の高山一実さんが書いた『トラペジウム』。
現役アイドルが書くアイドル小説ということで、話題になっています。
そしてSF界で話題になっているのが
草野原々さんの『最初にして最後のアイドル』です。
これは最初ラブライブの2次創作だったのですが、
リライトして数々の賞を取ったという作品です。
アイドル小説なのですが、自ら
“実存主義的ワイドスクリーン百合バロックプロレタリアートアイドルハードSF”
と謳っています。
▼石川博品『メロディ・リリック・アイドル・マジック』(ダッシュエックス文庫)
http://dash.shueisha.co.jp/bookDetail/index/978-4-08-631128-1
▼高山一実『トラペジウム』(KADOKAWA)
https://www.kadokawa.co.jp/product/321603000422/
▼草野原々『最初にして最後のアイドル』(早川書房)
http://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000013790/