2019年2月9日

西村由紀江のSmile wind

東北の被災地に、ピアノとピアノの音を届ける活動「スマイルピアノ500」。
東日本大震災で失われたピアノの数は、およそ500台だと言われています。

「失われたピアノとピアノの音を届けたい」という気持ちから始めたのが、
「スマイルピアノ500」という活動です。

みなさんのご協力により、合計56台のピアノを届けることができました。

ピアノをお譲り頂いた皆さん、ありがとうございます。

昨年最後にピアノをお届けしたが11月8日、岩手県釜石市でした。

昨年の7月頃に完成した新居にお届け。
当日は、クレーンでピアノを吊るして2階へ運び、
無事、所定の場所に設置できました。

ピアノの搬入には、ピアノをトラックに積んで移動。
クレーンを使って2階に運ぶなど、様々な状況が考えられます。

こんな時、気になるのが天候です。
空を見ながら「雨が降りそうだから急ぎましょう」なんてことも、
実際にありました。

「ピアノを雨に濡らしたくない」「安全に搬入したい」
そう思うと、搬入日のお天気がとっても重要になるんです。

安全にピアノを搬入するために、
どうしても路面状況が悪い冬の時期、今の時期は、
お届けをお休みさせていただいています。

今年は3月にからお届けを再開しようと思っていますので、
もう少しお待ちくださいね。

私が「スマイルピアノ500」の活動を発表したのは、
2011年4月9日のコンサートでした。

そして、2011年9月7日に初めてのピアノをお届けできました。
お届けしたのは岩手県山田町でした。

震災から、およそ半年。
大変な思いをされている近隣への音漏れを配慮して、
生ピアノではなく、電子ピアノを希望されたんです。

ピアノのお届けは、ご家庭だけではなく、
学校などの施設にも届けさせていただきました。

ご家庭に置くことのできない、コンサートホールなどに置くサイズのピアノは、
学校などの施設へお届けしています。

最初にグランドピアノをお届けしたのは、
岩手県陸前高田のピアノ教室でした。

当時、プレハブで教室を再開されるということだったので、
初めてのグランドピアノをお届けすることに。

先生方、生徒さん、ご家族の方みんなで、
玄関のドアを外したり、ピアノを持ち上げたり、ネジを締めたり、
巨大なグランドピアノは無事に搬入できました。

2015年11月には、岩手県大船渡市立大船渡中学校へ、
グランドピアノをお届け。

お届けしたピアノでスマイルピアノコンサートを開催。
ゲストにシンガーソングライターの八神純子さんが駆けつけてくれました。

今までに、8台のグランドピアノをお届けしてきました。
大きなサイズのグランドピアノだったので、
学校や施設などにお届けをしてきましたが、
ご家庭でもグランドピアノのご希望があるんです。

なるべく、ご希望のピアノをお届けできればと思っています。
もし、ラジオをお聞きの方で「ちょうどいいサイズのブランドピアノ」を
譲ってくださる方がいれば、番組、または、西村由紀江のホームページまで
お知らせください。

http://www.nishimura-yukie.com




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番組では、あなたからのメッセージをお待ちしています。

メールの方は、番組ホームページから!
ハガキの方は、今お聞きの放送局『西村由紀江のSMILE WIND』 まで。

「家族や仲間の話」、「嬉しかったこと」「失敗をしちゃったこと」など、
どんな出来事でも構いません。「あなたの身近にあるエピソード」を教えてください。
ピアノの生演奏と共にご紹介をさせていただきます。
あなたの聞きたい曲もリクエストして下さい。エピソードと一緒にご紹介します。

お待ちしています!

あなたにとって、笑顔の風が吹く1週間でありますように……。