東北の被災地に、ピアノとピアノの音を届ける活動「スマイルピアノ500」
東日本大震災で失われたピアノの数は、およそ500台だと言われています。
「失われたピアノとピアノの音を届けたい」という気持ちから始めたのが、
「スマイルピアノ500」という活動です。
みなさんのご協力により、合計54台のピアノを届けることができました。
ピアノをお譲り頂いた皆さん、ありがとうございます。
そして今回、ピアノをお届けする先が決まりました。
ピアノをお届けする予定なのは、福島県の「いわき市立豊間中学校」
今回、お届けするピアノは、千葉県の工藤さんから譲っていただきました。
昨年亡くなった工藤さんの奥様が弾いていたグランドピアノを寄付してくださいました。
奥様が大学入学時に購入したピアノで、40年ほど前のものだそうです。
立派なピアノで一般の家庭では「ちょっと大きいかな?」と思っていたところ、
福島県の「いわき市立豊間中学校」でピアノを新調する予定があると知りました。
この情報を教えてくださったのが、スマイルピアノ活動にご協力頂いている調律師の遠藤さん。
被災した「豊間中学校」が移転先でピアノを新調する予定だということで、
今回、お届けすることとなりました。
東日本大震災で津波に遭いながらも、流されずに残った「奇跡のピアノ」のことを覚えていますか?
このピアノは、もともと「豊間中学校」で使われていたピアノで、
震災後に遠藤さんが引取り調理師としてメンテナンス。
修復されたピアノは「奇跡のピアノ」として、
NHKの紅白歌合戦で嵐の桜井翔さんが「ふるさと」を演奏したり
様々なイベントで全国をめぐり復興の音を奏でてきました。
ということで今回は、一緒にお届けをする調律師の遠藤洋さんにお話を伺いました。
今回、「豊間中学校」にピアノを届けることとなりましたが、
「奇跡のピアノ」は、今、どうしているのか?
遠藤さんが、どのような経緯で「奇跡のピアノ」を修復することになったのか
修復にはとても時間がかかり、1万点もの部品を交換したそうです。
一度、海水に浸かったピアノはメンテナンスも大変なんだそうです。
現在も、いわき市でピアノ店を経営しながら調律の仕事もされている遠藤さん。
今回、遠藤さんと縁の深い「豊間中学校」にピアノを届けることとなりました。
被災地にピアノを届ける活動「スマイルピアノ500」では、震災でピアノを失った方、またピアノを譲って下さる方からのご連絡をお待ちしています。
番組、または、私、西村由紀江のホームページまでご連絡ください。
お待ちしています!
http://www.nishimura-yukie.com
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番組では、あなたからのメッセージをお待ちしています。
メールの方は、番組ホームページから!
ハガキの方は、今お聞きの放送局『西村由紀江のSMILE WIND』 まで。
「家族や仲間の話」、「嬉しかったこと」「失敗をしちゃったこと」など、
どんな出来事でも構いません。「あなたの身近にあるエピソード」を教えてください。
ピアノの生演奏と共にご紹介をさせていただきます。
あなたの聞きたい曲もリクエストして下さい。エピソードと一緒にご紹介します。
あなたにとって、笑顔の風が吹く1週間でありますように……。