KIKI-TABI 2 Thousand Miles、旅人の松本英子です。
今回は、『織物の歴史を感じる街、群馬県桐生の旅』と題して、初めての桐生の街を巡ります。
織物の町らしく、のこぎり屋根の工場が未だ観られるこの景観、すでにワクワクしております!!
さて、最初に早速訪れたのは桐生織物記念館です。今から1300年ほど昔の奈良時代から桐生の織物の歴史は続いており『西の西斬、東の桐生』と呼ばれるまでに織物で栄えた街ですが、、、、
そもそも桐生織とはどういうものなのかを
桐生織物記念館のキャッシュ貴美江さんに教えていただきました!
この桐生織物記念館の建物そのものも、歴史ある建造物。
戦争の被害が少なかった事もあり、昭和9年に桐生織物協同組合の事務所として建ってから、今もそのままの姿で残っている貴重な建物なんだそうです。
モダンで階段や廊下の作りなどもとても立派で綺麗に残されており、国の登録有形文化財に指定されています。
ステンドグラスが可愛らしい、2階部分には織物資料展示室があり、沢山の織物機械が並んでいました。
織物を作るために必要なのは、経糸と緯糸を編み込んで行く作業。
それをしながらも柄によって様々な色を織り込んで行くわけですから、大変な作業です。現在はコンピューターでコントロール出来てしまうものも、当時はもちろん手作業。桐生織の模様を編み込んで行くには、まず設計図を作らねばならず、専門の設計士さんがいらしたんだそうです。
その設計図を元に、今度はその図の通りに織り機に情報を伝達する為の「紋紙」という、オルゴールを作るときに紙に穴をあけるのと同じ要領で、穴を開けていく作業があったそうです。機械に指示を出すためのピアノマシンと呼ばれるもので紙をいくつもいくつも作り、それをジャカード機械に通す事で様々な模様の織物を作ることが出来るという仕組み。
まず、これを理解するのがなかなか難しく、、、ゆっくり何度も説明を頂き感謝でした!(涙)
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