埼玉県行田市の『足袋蔵とまちづくり』

9月第2週放送後記

日本遺産。
その裏には数々の歴史的なドラマ・魅力的なストーリーが隠されています。
JAPAN HERITAGE~ラジオ日本遺産~。

ラジオ日本遺産も今月で最終回。
今回は今までご紹介した中での、浜崎美保さんのお気に入り。
「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち 行田」と題した
埼玉県の日本遺産の中から、行田市の、『足袋蔵とまちづくり』をご紹介しました。

埼玉県の北東部に位置する行田市。
かつて忍城の城下町だったこの町は、
日本一の足袋の生産地でもありました。

江戸時代後期から昭和中期にかけて、行田市の足袋産業は大いに発展し、
それにつれて足袋を保管する足袋蔵(たびぐら)が次々と出来ていきました。

何より特徴的なのはその外観!

純和風な土蔵から洋風な石蔵まで、実に多彩!
これは100年以上もの間、時代によって新しい建築様式を取り入れながら足袋蔵が建てられ続けたからなのです。

しかし足袋産業の衰退と共に、足袋蔵も老朽化。徐々に壊されるようなります。
これに歯止めをかけたのが、行田市民の声です。
平成16年にNPO法人が設立され、足袋蔵を活用したまちづくりが始まりました。

そして最初に再活用された場所が「忠次郎蔵」

手打ちそば店として生まれ変わりました。
足袋蔵の独特な雰囲気の中で食べるお蕎麦は絶品です。


他にもカフェや博物館など見所は沢山!
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日本遺産は2020年まで認定され続けていきます。
今まで気づかなかった日本の名所、風景をとりなすストーリーが
これからも全国各地から発信されていくのです。

ぜひ、あなたも日本遺産へ。新たな日本の魅力を再発見してくださいね。