神奈川県伊勢原市の、『伊勢原の伝統文化』

6月第3週放送後記

日本遺産。
その裏には数々の歴史的なドラマ・魅力的なストーリーが隠されています。
JAPAN HERITAGE~ラジオ日本遺産~。

今回は、
「江戸庶民の信仰と行楽の地~巨大な木太刀を担いで大山詣り~」
と題した神奈川県の日本遺産の中から、
伊勢原市の、『伊勢原の伝統文化』をご紹介しました。

伊勢原の名物料理といえば、なんといっても「大山の豆腐」!
長い歴史を誇る、伊勢原の名産品です。


その発祥は江戸時代にさかのぼります。
大山詣りに訪れた人々は宿代として、お金の代わりに大豆を持ち寄ったとされ、
その大豆で作り始めた、という説が伝えられています。

大山の湧水で作られた豆腐は、なめらかで弾力のある味わい。
種類も蒸し豆腐や、ごま豆腐、豆乳鍋などとても豊富。
現在も登山客を始めとした参拝客にとても人気の料理です。


そしてもう一つ有名な伊勢原の名産品が「独楽」です。

大山こまは、大山の木材を利用して作られる、
300年の技術が培われた伝統工芸品です。
民芸的な色彩と模様が調和され、とてもよく回る事から
家内安全、商売繁盛を呼び込む縁起物として、江戸時代から大人気でした。
現在でも4軒の工房で生産されており、お土産に買う事が出来ます。


大山ケーブルの駅までの道は「こま参道」と呼ばれており、
豆腐や大山こまを始めとする名産品が並んでいますので、
お土産を買う時はこちらを立ち寄ってみてはいかがでしょう?

ぜひ、あなたも日本遺産へ。新たな日本の魅力を再発見してくださいね。