本日の20時台 JAZZ&VOCAL NIGHTは『JAZZ 批評』最新号特集。本誌編集部の星さんとお届けしました。

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今夜のジャズ&ヴォーカル・ナイトは隔月発売の『ジャズ批評』特集。
今月本誌で取り上げているのは“ジャズ・ヴォーカル・イン・ヨーロッパ”、新旧併せて130枚のアルバムが紹介されています。
ゲストMCに『ジャズ批評』編集部の星向紀さんをお迎えし、お勧めのヴォーカリスト、アルバムを取りあげました。

まず1曲目は表紙になっているジョーン・レーガン。1950~60年代にかけてイギリスで活躍されたジャズ・ヴォーカリストで、曲は「アイ・ノウ・ホワイ」でした。

2曲目はオランダ出身のアン・バートン。ヨーロッパ最高のヴォーカリストとも絶賛されました。曲はボビー・ヘブの大ヒット曲「サニー」を聞いていただきました。
(★ジャケット写真:収録アルバム『ブルー・バートン』SONY SICP-30253)

3曲目も続けてオランダ出身のリタ・ライス。
デビュー作『クール・ヴォイス・オブ・リタ・ライス』から、1956年、彼女がNYに渡りジャズ・メッセンジャーズと共演している「恋のチャンス(Taking A Chance On Love)」をお届けいたしました。

4曲目はヨーロッパのジャズ・シンガーで最も人気があると言われる、モニカ・ゼタールンド。
(先週もリクエストでお応えいたしましたね。)
今夜は同じくビル・エヴァンスと共演している「イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー」を聞いていただきました。

5曲目からは、現在活躍中のヴォーカリスト、まずはアンドレア・モティス。
スペイン出身でヴォーカリスト兼トランペットなので、“スペイン版チェット・ベイカー”とも呼ばれています。
曲は「アイ・リメンバー・ユー」でした。

6曲目は元々アメリカ出身、ヨーロッパで活躍するステイシー・ケント。
彼女が全編フランス語で歌っているアルバム『Reconte-Moi』から、曲は「3月の水」。
ジョビンの曲ですが、ジョルジュ・ムスタキがフランス語の歌詞をつけているヴァージョンがヒットしました。

7曲目はロシア出身のアンナ・コルチナ。
昨年発売したNYミュージシャンと録音したアルバム『野生の息吹』から、スタンダード曲「デイ・バイ・デイ」をお届けいたしました。

8曲目はスウェーデンのソプラノシンガーとして人気のあるマルガリータ・ベンクトソン。
ピアノとのデュオで美しいバラード曲「マイ・フーリッシュ・ハート」でした。

9曲目はオーストリア出身のシモーネ。
曲はミュージカル『王様と私』のナンバー「ウィ・キス・イン・ア・シャドウ」。
テナー・サックスのエリック・アレキサンダーをフィーチャーしています。

最後の曲はイギリスのシンガー、クレア・マーティンとテナー・サックスのレイ・ジェラードとの共演作。
レイ・ジェラードがヴォーカルでも参加している「スマック・ダブ・イン・ザ・ミドル」でした。


来週はジャズ・コンピレーション・アルバム『ジャズを聴きたくて』の監修・選曲を手掛ける津下佳子さんをゲスト迎えて、本作の紹介をしていただきます。
お楽しみに(^^♪