2018年4月28日

西村由紀江のSmile wind

今から150年前の1868年は、
慶応4年として始まり9月に「明治」と改元される
新旧が混在する年でした。

その時、福島県の鶴ヶ城では戊辰戦争の真っただ中。

いわゆる会津戦争と呼ばれる戦いで、
大河ドラマ「八重の桜」や「白虎隊」を描いた作品など、
度々取り上げられてきました。

ということで今日は、150年前に思いを馳せながら
福島県会津地方へショートトリップ。

まず、足を運びたいのは、
會津藩校日新館。

人材の育成を目的に1803年に建設された日新館は、
会津藩の上士の子供が通った学校です。

江戸時代、最大規模と言われた藩の教育機関でしたが、会津戦争で焼失。
昭和62年に当時と同じ規模で完全復元されました。

およそ8000坪ある敷地には、武道場や天文台、
日本最古のプールといわれる水練水馬池、
中庭をぐるりと囲む校舎の中心には孔子を祀る大成殿があります。

日新館の教えは儒教\をベースにした教えで、
最も多い時には、およそ1300人の生徒と200人の先生がいたといいます。

「八重の桜」の主人公、新島八重の兄・山本覚馬や
白虎隊も学んでいたそうです。

続いて向かうのは、会津若松のシンボル鶴ヶ城です。

難攻不落の名城といわれた
戊辰戦争では、およそ1ヶ月に及ぶ激しい攻防戦に耐えたものの
明治7年に石垣だけを残して取り壊されました。

その後、昭和40年に再建。
平成23年春には、黒瓦から幕末時代の赤瓦に吹き変えられ、
当時が偲ばれる姿となりました。

5層からなる天守閣は、高さ25メートル。
内部は郷土資料館になっていて、会津の歴史が学べます。

また、最上階の展望台からは、
会津の街並みや周囲の山々が一望できるので、
ぜひ、登ってみたいですね。
白虎隊の学び舎「會津藩校 日新館」や
戊辰戦争の舞台となった鶴ヶ城以外を紹介いたしました。

会津戦争終結から150年という節目の年となる今年。
会津若松では、様々なイベントが開催されています。

市内の歴史展示施設をめぐるクイズラリーなども行われているので、
「歴史は苦手」という方も楽しみながら会津若松を歩いてみては如何でしょう?

************************************

番組では、あなたからのメッセージをお待ちしています。

メールの方は、番組ホームページから!
ハガキの方は、今お聞きの放送局『西村由紀江のSMILE WIND』 まで。


「家族や仲間の話」、「嬉しかったこと」「失敗をしちゃったこと」など、
どんな出来事でも構いません。「あなたの身近にあるエピソード」を教えてください。
ピアノの生演奏と共にご紹介をさせていただきます。
あなたの聞きたい曲もリクエストして下さい。エピソードと一緒にご紹介します。

被災地にピアノを届ける活動「スマイルピアノ500」では、震災でピアノを失った方、またピアノを譲って下さる方からのご連絡をお待ちしています。
番組、または、私、西村由紀江のホームページまでご連絡ください。

お待ちしています!
http://www.nishimura-yukie.com

あなたにとって、笑顔の風が吹く1週間でありますように……。


♪今日OAした曲♪

●タイプライター(ルロイ・アンダーゾン) / ケルン放送交響楽団
●誕生 / 西村由紀江 ※生演奏
●風のスキップ / 西村由紀江