森山良子 やさしい気持ち

ジュディ・オングさんの版画集に感動!

森山良子やさしい気持ち 4月のゲストは、ジュディ・オングさんでした!

森繁久彌さんのミュージカル「屋根の上のバイオリン弾き」では、ジュディさんは三女“チャヴァ、森山さんは次女”ホーデル“の役でした。森山さんは前任の俳優さんが倒れて予定よりも早い登場となってしまったそうです。しっかりと演じられる森山さんや共演者の助け合う姿をジュディさんは印象深く覚えているそうです。森山さんもジュディさんも森繁さんに演技のアドバイスをもらったことに感謝していますが、その教え方はとってもユニークでした!

お二人の共通点はジャズに親しんで育ったところ。ジュディさんはお父様がGHQのラジオのプロデューサーで、幼いころお父様が番組の選曲のために持ち帰ったシナトラやドリス・デイが大好きだったそうです。のちにポニー・テールの女の子のジャケットが気に入って買ったジョニ・ジェイムスの「オールウェイズ」という曲は大切な曲となりました。今年はジャズを歌うライブ(6月東京・コットンクラブ)やCDの計画もあるそうです。

ジュディさんは、小学生のとき友達に誘われて劇団ひまわりのオーディションに行き、試験もなく合格したもののお父様は大反対、お母様の応援で芸能活動できることになりました。歌手デビューのときにはスパイダースの田辺さんがドラムを叩いてくれたそうです。
「魅せられて」がヒットする前のこと、趣味で絵も描いていたジュディさんは版画の棟方志功の弟子、井上勝江さんの個展に行きます。弟子入りを認めてもらうために、家にあった板に彫り、スリッパをバレンにして刷った版画を持参したそうです。「白と黒で表現して見る人に色を感じてもらう」世界に魅了されているそうです。良子さんは、ジュディさんの版画集をいただいて大感激でした。

ジュディさんは現在、介助犬サポート大使でもあります。手や足が不自由な人の日常生活をサポートする特別な訓練を受けた犬を介助犬と言います。
5月19日(土) 愛知県の長久手で行われる「介助犬フェスタ」にもぜひお出かけくださいね!  http://www.kaijoken-festa.jp/

ジュディさんの新曲は、「ほほえみをありがとう」とカップリングの「青春のままに」。
「笑う」のは自分自身が面白くてですが、「ほほえみ」は相手への愛情、どうぞもっとたくさんほほえんでください、というメッセージです。