バッタにも肉食がいる!!

【前編】今回のゲストは、厚木市郷土資料館・学芸員の槐 真史さんです!



しょこたん:スタジオには、おかずとか入れるタッパーの中にぎっしり、
いろんな種類のバッタさんが入っています。

五郎さん:バッタバッタ動いてます(笑)
バッタが意外に苦手な中川翔子とお送りしていきます。

しょこたん:本当に意外なんですよね~。客観的に見て好きそうなんですけどね。

五郎さん:おかしいだろう!お前~。(笑)

しょこたん:抜け殻大好きだけど成虫触れない。

五郎さん:実は、俺もバッタはあまり得意じゃない。

しょこたん:ちょ、ちょっと今日どうすんだ!?

~スタジオ内爆笑~

先生:トラウマになるか好きになるか、どっちかですね~(笑)

◆バッタって、バッタなのかコオロギなのか、カマキリなのか、キリギリスなのかその辺はっきりさせたいですね。

先生:そうですね、カマキリは前足が鎌がありますからね~。

◆キリギリス、コオロギとバッタ、三つ含めてバッタというグループなんです。

先生:バッタは、グループとして日本だけで大体450種類います。
コオロギとキリギリスも入っています。
入れないのであれば、大体半分弱くらいがバッタになります。
200種類いかないくらいですね。

◆バッタは何を食べるんですか?

先生:葉っぱと思いきや、実を食べてます。
肉食にぶれてるのもいます。

◆イナゴはどうですか?

先生:草食ですね。お米が大好きです。

◆肉食は?

先生:カワラバッタが肉食です。

◆河原にいるからカワラバッタ?
意外と簡単な名前なんですね。

◆大きいバッタは?
殿様ですか?

先生:国内では、沖縄にいる台湾つちいなごっていうのが大きいです。
サトウキビ畑に大量発生します。
北海道の殿様バッタの大発生もあります。

◆何で大量発生?

先生:人為的に広い草原(くさはら)を作るから、一気にばっと増えるんですね。
ゴルフ場は防虫剤を巻いてるからいないです。
もっと大きい草原(くさはら)がないと出てこないです。

◆天敵は?

意外と蜘蛛です。あとは鳥。
カマキリがバッタを食べてるのは意外といないんです。
あとは、カビの微生物にやられて死んでます。
バッタと言えば、ふとももがしっかりしてますよね。
一番後ろがおおきいんですよね。
通常はジャンプをしたくないそうなんです。
疲れたり、お腹が減るからいやなんですって。
観察しているとよく歩いてるんです。
見てると可愛いです。
驚かすと飛びます!
草丈の長さによって住分けています。
林の木の上に住むのもいます。
草原にもいますが、木にもいます。
台湾土イナゴの仲間で土イナゴは木にいます。

◆羽があるのはどれくらい飛びますか?
イナゴは飛びますよね?

先生:あまり飛ばないです。

五郎さん:いろいろいますけど、砂漠のイナゴはすごい飛びました!
サハラで。

先生:僕は、国内しか分からないんです。
イナゴはバッタの仲間なんですが、
前足と前足の間にのどぼとけがあって、
それがあるのがいなごで、ないのがバッタです。
突起があるかないかです。

<タッパーの中を見て>



しょこたん:うわぁ~~~~!!とんだ!!!!

先生:これは、沖縄もりバッタです。
黒くて羽が短いです。
ジャンプだけですね。
成虫です。
生れた時は大体6mくらいです。

しょこたん:飛んでこないような感じでお願いします。

先生:飛ばしちゃおうかなぁ~。

しょこたん:ふりじゃないです。ふりじゃないです。

先生:期待されてるかな!?(笑)

しょこたん:きぃぃ~~!!

先生:これがハネです。
前羽です。
後ろ羽をは飛ばないと見えないんです。
広げてみますね。
結構立派な羽です。
輪っか模様があって、これが、車輪みたいなので、車輪バッタもどき。

しょこたん:もどきですが。
もどき多いよね。
もどきともどきじゃないのは交尾しないんですか?

先生:もどきどうしでないと交尾しないです。
根本的に違いますね。

五郎さん:人間がもどきって言ってるだけで、本人たちは全然違う生き物なんだよ。

しょこたん:じゃぁ、日本人とアメリカ人とかそういう次元ではないんですね?

先生:そうですね。

◆寿命はどのくらいですか?

先生:寿命は卵から1年くらいです。

◆越冬しないんですか?

先生:越冬は、土イナゴだけです。
幼虫の孵化は4月スタートです。
土イナゴだけは例外で9月・10月スタートです。

<後編へ続く>