岩崎宏美〜シアワセノカケラ〜

2017年12月 岩崎宏美〜シアワセノカケラ〜



ゲストは、今年10月21日でデビュー30周年を迎えた
歌手の石原詢子さん。

石原さんは詩吟揖水流の家元で生まれ、
兄弟全員詩吟ができることで近所では有名な
「詩吟一家」だったとか。
6人兄弟で年の近い兄弟は今でも
みんな支え合って仲が良いそうです。

お父さんは、石原さんに特に後を継いで
詩吟を広める夢を託していたそう。
こどもの頃は朝の4時半に神社の境内に連れていかれ、
山に向かって「あー」と発声。
隣でストップウォッチを持ったお父さんと
“1分を超えられるように”という訓練をしていた石原さん。
みごと1分を超えらえた時には
ものすごく嬉しそうにしていたのが
今でも印象に残っているとか。
学校から家に帰っても何時間も稽古をつける
熱心なお父さんだったそうです。

そんな厳しいお父さんは
テレビを見せてくれなかったそうですが、
年末の紅白やレコード大賞はたまに見れたといいます。

そのとき、石川さゆりさんが
真っ白なドレスを着て津軽海峡を歌っている姿見て
「これだ!と思った石原さんは、
勇気を振り絞って歌手になりたいと言い、上京。

それから演歌歌手としてのデビューが決まり、
ようやく歌手としてみなさんの前で歌えるという気持ちと
「父にちゃんと顔向けできる」という気持ちが
湧き上がったそうです。

石原さんが上京したあとも
“家元を継いでほしかった”と言い続けていたお父さんは、
デビューが決まったあともしばらくは
素っ気ない態度だったそうです。

そこで連絡が取りづらいな・・・
と思っていた石原さんに、お母さんが
「デビュー曲の発売日に、
近所のレコードショップの開店時間2時間前に並んでたのよ!」
と教えてもらったそうです!
それはデビューからだいぶあとのことだったそうですが、
実は喜んでくれていたんだと嬉しかったのを覚えているそうです。

そんな石原さんが初めて紅白出場が決まったときは、
すでにご両親が亡くなれたあと。
祖父母はご存命だったので、祖父に「紅白決まったよ!」
と連絡したら、「早口で何言うとるかわからん」と
よく伝わらなかったとか。
とても嬉しくて興奮しすぎていたと当時を振り返っていました。

最近は作詞作曲に挑戦している石原さん。
人のためになにかをするのが好きだという石原さんは
“父と母がもし生きていたら伝えたいこと”
をテーマに「会いたいいますぐあなたに」を作詞。

恋愛のイメージにも、
ご両親への想いもどっちにもとれるような歌詞になっていて、
岩崎さんも最初切ない恋愛ソングかなと思って
聴いていましたが、石原さんのお話を聞いてからは、
また違う曲に聞こえると言っていました。

聴く人によって印象が変わる、
というのは歌の醍醐味でありおもしろさでもありますよね。

そして新曲「雪散華~ゆきさんげ~」が発売中!

心が離れてしまった男の人を絶対に離したくないと願う
女の人のうたで、両手をぐっと掴んで「行かないで!」
「離さない!」と強い意志を示しているのが印象的です。

石原さんは恋愛において“だめだな”と思ったら
すっと引いてしまうタイプでこの曲とは真逆。
岩崎さんも、一度ダメだと思ったら
スパッと気持ちを切り替えてしまうそうです。

さらに、アルバム「石原詢子全曲集2018」も発売中!
五木ひろしさんとのデユエット曲も収録されており、
五木さんが作ってくれた一曲だそうです。


2018年も精力的に活動を続ける石原さん。
「デビューして30年経ったけれど、
ポップスやテレサテンさんのような曲も歌ってみたい。
習い事もしていきたいし、
歌も演歌にとらわれずにどんどん幅を広げていけたら!

と、やりたいことたくさん!な石原さんに
今後も目が離せませんね。


【石原詢子さんからのお知らせ】
*「歌と踊りの祭典」
1/15(月)秩父宮記念市民会館(埼玉県)
1/19(金)日立市民会館(茨城県)
*「新春・ふれあいコンサート

1/28(日)ふれあいプラザさかえ(千葉県)
*「新沼謙治・石原詢子ジョイントコンサート」
 2/28(土)平戸文化センター 大ホール(長崎県)
*4月~全国にて「演歌!夢のビッグショー」開催

詳しくは石原詢子さんのオフィシャルサイトをご覧ください。