11月7日(火)オンエア楽曲

11月7日(火)otonote



11:31 Home / Island
11:37 In Your Pocket / Nulbarich
11:47 迷子になった女の子 / コトリンゴ
12:03 Crazy Beautiful Life / Callaghan

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【オヒル ノ オト:選曲担当 パリのギタリスト ドミニック・グラヴィクさん】

選曲テーマは、
『映画音楽』

12:10 プレイガール「5時から7時までのクレオ」より

私たちのアルバム「パリ・シネマ・ミュージック」から「プレイガール」を選びました。
これは「5時から7時までのクレオ」からのシャンソンで,
1950年代のアニェス・ヴァルダのカルトな白黒映画です。
軽みがあると同時に深刻でもある映画です。
アニェス・ヴァルダの作詞で作ったこのシャンソンを
ミッシェル・ルグラン自身が映画に出演して録音しています。
のちに偉大な映画音楽作曲家になりました
クレール・エルジエールの美しい声でお聴きいただきます。


12:11 The Thief 「ヒューゴの不思議な発明」より

数年前にマーティン・スコセッシから私にコンタクトがありました。
スコセッシは彼が監督する「ヒューゴの不思議な発明」のために
当時のスタイルで演奏された1930年代の伝統的なミュゼット音楽を必要としていました。
私は、自分のグループ「プリミティフ・ドゥ・フュチュール」のメンバーで
小さなチームを集めて、ゲリーノ楽団の曲を何曲か録音しました。
それは若き日のジャンゴ・ラインハルトがパリで参加した最初の楽団で,
ジャンゴの登竜門となりました。
それらの曲は映画の音楽を担当したカナダ人作曲家
ハワード・ショーの音楽に組み込まれることになります。
スコセッシとショーは我々の仕事がとても気に入ったんだと思います。


12:15 Generique 「死刑台のエレベーター」より

「死刑台のエレベーター」の音楽は
映画そのものに負けないくらい愛されています。
ルイ・マルによる映画は白黒のサスペンス映画で、
大女優ジャンヌ・モローの存在感が、ひときわ輝きをましています。
ジャンヌ・モローはつい最近亡くなったばかりです。
完全にジャズの即興演奏による最初の映画音楽のひとつで,
フランス人とアメリカ人のミュージシャン・チームのよってパリで録音されました。
メンバーにはジャズの巨人,マイルス・デイヴィスがいます。


12:18 パリの天気はどう? 「ぼくの伯父さんの休暇」より

とても素敵なシャンソン「パリの天気はどう?」です。
ジャック・タチの「ぼくの伯父さんの休暇」からの曲です。
これは世界中から愛されている映画で,日本でもきっと人気があると思います。
この音楽にはパリジャン気質のエッセンスがあります。
それは、少し軽くてユーモアに溢れた一種のロマンティシズム。
この1950年代の最も美しいメロディーの一つが使われた「ぼくの伯父さんの休暇」では,
フランスのおそらく他の国でもそうだったと思いますが,
海辺や砂浜,太陽のもとで過ごすヴァカンスという
新しいライフ・スタイルの到来が告げられています。




最初にお送りした「プレイガール」も収録された
ドミニックさんの最新アルバム「フレンチ・カフェ・ミュージック」には
1930年代から50年代頃のフランス映画を中心に、素敵な映画音楽が収められています。
秋の雰囲気にぴったりな1枚ですので、チェックしてみてください!


http://www.respect-record.co.jp/discs/res301.html

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12:33 Cheapest Flight / Prep
12:42 Ti ho voluto bene veramente / Marco Mengoni
12:49 Queen of Failureland / Birthh