本日の20時台 JAZZ&VOCAL NIGHTは『秋に聴きたいジャズ』特集です~。

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本日20時台JAZZ&VOCAL NIGHTでは“秋に聴きたいジャズ”を特集。

まず、1曲目はずばり「9月の歌」。
1938年のミュージカル曲、1950年の映画『9月の出来事』で人気になった曲。歌っているのはサラ・ヴォーン、トランペットはクリフォード・ブラウンです。

2曲目は1937年に誕生した「9月の雨」。
1949年にクールサウンドで売ったジョージ・シアリング・クインテット(ピアノ・トリオ+ギター+ヴァイブラフォン)がヒットさせた曲です。

3曲目も同じ「9月の雨」ですが、演奏者はなんとあのビートルズ。
1962年にDeccaオーディションのために演奏した音源が残っていてその中の1曲です。
そのオーディションには落ちてしまったのですが、その半年後にはEMIからデビューした、という経緯です。

4曲目は晴れた9月の歌「ブルースカイズ」。
1926年のアーヴィング・バーリン作の曲ですが、今年発売になったダイアナ・クラールの新作にもカヴァーされていますので、そちらを聞いていただきました。

5曲目、6曲目は続けて。
まずは1927年の曲「私の青空」をノラ・ジョーンズがカヴァーしています。青空=家庭を事を歌っているそうです。
続いての曲は「恋人よ我に帰れ」。こちらは空が青くて新月(=秋の季語)が見えない、という内容。歌っているのはカサンドラ・ウィルソンです。

7曲目は秋の夜空の曲で「アラバマに星落ちて」。作詞はミッシェル・パリッシュ(1900-93)星の歌を多く残しました。
歌はトローンボーン奏者でもある、ジャック・ティーガーデンでした。
(★ジャケット写真:収録アルバム『ジス・イズ・ティーガーデン』Capitol TOCJ9330 )

8曲目も同じくパリッシュの作詞曲「星への階段(きざはし)」。
デクスター・ゴードンのサックスとバド・パウエルのピアノの演奏で聞いていただきました。

最後の曲は夜空の名演、曲は「スターダスト」。演奏はヴァイブラフォンのライオネル・ハンプトン。
ウィリー・スミスのアルト・サックスからスラム・スチュアートのベースに曲は流れていきます。
こちらもインストですが、作詞は上2曲と同じパリッシュ。かなりの星好きですねw


来週は『ジャズライフ』最新号の特集。
本誌プレゼントもありますよ。

お楽しみに♪