本日20時台Jazz& Vocal Nightの特集は「世界のジャズ・フェスティヴァル名演奏」です。

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来月東京ジャズ(9/1~3)が行われる事もあり、
本日の特集は世界のジャズ・フェスティヴァルで行われた名演奏特集です。


1曲目は1991年、日本のマウント・フジ・ジャズ・フェスティヴァルでピアニスト、ゴンサロ・ルバルカバが演奏したジョン・レノンの「イマジン」です。
「イマジン」が世界に発表されて20年経っていたのですが、キューバ出身の彼はこの曲を知らず、会場で急遽譜面を取り寄せて即興で弾いたそうです。

2曲目は1968年、スイスのモントルー・ジャズ・フェスティヴァルでビル・エヴァンスが演奏した「いつか王子様が」です。
最近、未発表音源が発掘リリースされているビル・エヴァンスは、この年のモントルー・ジャズ・フェスに出演した後、いくつかの演奏を残し、それがリリースされています。

3、4曲目は日本のオーレックス・ジャズ・フェスティヴァル(1980~83)、これは東芝が持っているオーディオ・ブランドを冠にしたジャズ・フェスでした。
1983年にこちらのフェスでレス・ブラウン楽団がシンガー、ローズマリー・クルーニーを迎えて演奏した曲「家においでよ、Come On A My House」と「テンダリー」を2曲続けてお聞きいただきました。

5曲目は1996年、ヨーロッパのジャズ・フェスティヴァル・ツアーに出演していた大西順子がドイツのシュトゥットガルドで演奏したエロール・ガーナー作の「プレイ・ピアノ・プレイ」でした。
(★ジャケット写真:収録アルバム『プレイ・ピアノ・プレイ』ユニバーサルミュージック UCCJ-4158 )

6曲目は日本の名フェス、ライヴ・アンダー・ザ・スカイ(1977~92)で、ハービー・ハンコック、ロン・カーターなど名プレイヤーが揃った、V.S.O.P.ザ・クインテットの演奏「処女航海」、1977年の演奏です。

最後は映画『真夏の夜のジャズ』にもなったアメリカ、ロードアイランド、ニューポート・ジャズ・フェスティヴァル。こちらがジャズ・フェスの誕生と言われていますね。1958年、マイルス・デイヴィスとジョン・コルトレーン演奏の「バイ・バイ・ブラックバード」でお別れです。


来週は月末恒例リクエスト特集です♪
お楽しみに。