本日20時台Jazz& Vocal Nightの特集は「ボサノバ」です!

Today's Topic




今日から8月。テーマ曲も「Summertime」に替わりました。
本日の特集は、夏にあうボサノバを取りあげてみました。

まず1曲目はボサノバの父となる、アントニオ・カルロス・ジョビン作曲、ヴィニシウス・モラレス作詞、そしてジョアンが歌う「シェガ・ジ・サウダージ 思い溢れて」でした。

2曲目はこれもボサノバの代表曲「イパネマの娘」。
こちらは1967年、フランク・シナトラとジョビンが共演しているバージョンでお届けいたしました。

3曲目も「イパネマの娘」ですが、こちらは元祖ジョアン&アストラッド・ジルベルトのバージョンで。
この曲がヒットしたのは1964年。同年のカーネギー・ホールで行われたライヴ録音をお送りしました。
サックスがスタン・ゲッツです。

4曲目はボサノバという言葉が誕生したのはこの「デサフィナード」という曲です。
タイトルの意味は out of tune =音痴。
そして、この曲の中に“ボサ・ノヴァ”という言葉が出てきて、ボサノバというジャンル名になりました。
歌っているのはサンパウロ生まれ、NYで活躍するイリアーヌでした。

5曲目はボサノバが世界の音楽となり、67年にジョビンがアメリカで録音した当時の新曲「ウェイヴ 波」です。

6、7曲目は「コルコバード」、英語のタイトルは 「Quiet Nights(静かな夜)」。
巨大なキリスト像が立つリオの丘を歌ったジョビンの名曲です。
まずはダイアナ・クラールがボサノバ誕生50周年で録音したヴォーカル版「静かな夜」を、
続いてマイルス・デイヴィス、ギル・エヴァンスの演奏で、こちらはインストのため「コルコバード」とタイトルされています。

8曲目は最初にお届けした「思い溢れて」、英語の歌バージョンタイトルは「ノー・モア・ブルース」ですが、カーメン・マクレエが歌っています。
76年、シスコのホールでのライブ音源でお届けいたしました。

最後はルイス・ボンファが作曲した「カーニバルの朝(黒いオルフェ)』。
デクスター・ゴードンのサックス、ボビー・ハッチャーソンのヴィブラフォンでジャズ~ボサノバの名演中の名演と言われている1曲です。
(★ジャケット写真『ゲッティン・アラウンド』ユニバーサルミュージック UCCQ-9241『ゲッティン・アラウンド』)


来週8/8は“鍵盤の日”ということで、最新のジャズピアノ特集です。
お楽しみに(^^♪