山田五郎と中川翔子の『リミックスZ』

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山田五郎

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山田五郎と中川翔子の知りたい好奇心が、真剣に真面目に万物の謎や不思議を、好奇心の赴くままに問い詰めていく!

料金表のないクリーニング屋さん!

2017/8/1 (火)17:30
(前編)
スキマなゲストに東京・南麻布の「レジュイール」クリーニング店の会長、古田 武さんをお迎えしました。今回は、クリーニングにまつわるいろいろなお話を伺いました。
(2017年6月6日、6月13日OA分)



古田さんは、「誇りをかけて、思い出を洗うクリーニング師」として、
あのNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に密着取材をされました。
古田さんのお店には、他店で断られたクリーニングが全国から集まるようになり、いつしか「服のお医者さん」とも呼ばれるようになっています。

◆「レジュイール」は他店とは何が違うのですか?

「レジュイール」では、契約書を取り交わす必要があります。
事故が起きたらどういう保証があるか、レジュイールとしてどういう保証をしていくかをご説明しています。

◆何故、契約書を交わす必要があるのですか?

30年ほど前に、弁護士の方が、50万円以上のスーツを持って来られて、当時は契約書もなかったため、弁護士の方に「紙切れ一枚で保証をしているのか!」と言われて、ハッと気づきました。自分はとんでもない怖い仕事をしている事を改めて知ることができ、弁護士さんを呼んで契約書を作ってもらいました。
保証するのは洋服だけです。

◆五郎さんが「ビキューナのコートを2~3店舗で断られた!」と言いました。

とんでもない物を!!!と古田さんが言い、しょこたんが「ビキューナ?」って何?と聞きました。
「ビキューナは山羊の一種なんだけど、ウールの最高級品で、軽くて温かいです。」と五郎さんと古田さんが教えてくれました。
五郎さんが、「ビキューナのコートを作ったんだけど、ワシントン条約になってしまい、保証ができないからクリーニング屋では預かってくれないんだよ。」と教えてくれました。

古田さん曰く、レジュイールでは、預かっているそうです。

◆おいくらくらいなんですか?

レジュイールには、料金表がないんです。
スーツはスーツでもしみとりなどが入ってくると、料金が変わってくるので、料金は一律にはしていません。
その代り必ず料金を確認してから預けてくださいとお客様には伝えています。
必ず、見積もりを出しています。

◆洋服はなんでも引き受けてくれますか?断る事もありますか?

皮製品が非常に難しくて、お断りする事もあります。
ペンキが付いたとか、ボールペンがついたとか、そういうものはなかなか取れません。
どうしても修復したいときは、アプリケなどを付けて対応しています。
クリーニング以外の事もやっています。

◆しょこたんからの質問で、私は猫をたくさん飼っていて、猫のおしっこが少しついてしまって異臭がするそうなんですが、猫のおしっこは取ってもらえますか?

古田さん「猫の匂いは無理ですね・・・。」
五郎さん「ほーーーーーーらーーーー!むりだよーーーーー!!!」
古田さん「でも、水洗いができる製品であればウールやコットンなどは大丈夫かもしれません。毛皮が付いているとかは水洗いができないので難しいですね。」

◆古田さんは海外で、クリーニングの技術を学んだそうですが、どちらへ行かれたのですか?

35歳の時にアメリカへ行かせてもらいました。
ロスにはドレス専門店のクリーニング屋があり、ペギー・リー(アメリカの有名な歌手・女優)のドレスが20着くらいかかっていました。
クリーニング屋で専門店があるとは思ってもいなかったので、ショックで、目からウロコでした。
自分でもいつかこういう専門店をやってみたいと思うようになりました。
日本でも、当時は輸入物の洋服が多く、一着130万円のワンピースがあり、失敗したら大変だと思い、次はヨーロッパへ行きました。
四か国周ったのですが、パリではまた目からウロコの体験をしました。
パリのクリーニング店では、スカートもワンピースも裾をすべてほどくんです。
ネクタイもほどいていました。
全てにアイロンをかけて、つるしていました。
形は変わりますが、それがフレンチクリーニングだったんです。
アイロンも蒸気の出ないアイロンで、仕立屋さんに近い感じでした。

そこで、アメリカで学んだやり方ではだめだと思い、帰国してからアイロンを全て取り替えました。
私は、アイロンはシワをのばす道具だと思ったんですが、そうではなかったんです。
アイロンとはデザインを復元する道具なんです。
むこうにはいろんなアイロンのうま(土台)があり、洋服によって台を変えてアイロンをかけていました。

その後、ミラノにも行って、素晴らしいクリーニング屋さんがあったんですが、すぐには技術を教えてもらえませんでした。
一流のクリーニング店で言われたのは、「私たちは技術を売っているので、何時間そこにいようが教えるわけにはいかない。」という事でした。
私はその時に初めて、クリーニング屋は技術を売っている事に気づきました。
とにかくそこの店主にはお願いをして、見せてくださいと嘆願したら、カメラはだめだけど見せるのは良いと言ってもらえました。

そのあと、帰国してからは御礼の品を送って、次に行った時もお土産を持っていき、少しはお友達になれましたが、真の友達にはなれていませんでした。
そして、この店主を日本に招待して、自分のお店を見てもらいました。
ここから、家族ぐるみのお付き合いができるようになりました。
今はもうミラノにその店主のクリーニング屋さんはありませんが、今でも連絡は続けています。向こうの人は、友達や家族にしか技術は教えてくれませんでした。

(後編へつづく)

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