2017.7.5~ 「松田優作さんとの出会い。当時の作品の制作秘話」

第145回 ゲストは、ジャズピアニストの大野雄二さんです。  http://www.vap.co.jp/ohno/

先月発売された、Yuji Ohno & Lupintic Sixの最新アルバム
『RED ROSES FOR THE KILLER』。
ルパン三世のテーマを始め、様々な楽曲が新しいアレンジになっています。
今年は、ルパン三世40周年でもあります!

大野「40年、間が空いていることもあったけど、
   映画とか2時間スペシャルで、ずっとやってるからね。
   なかなか無いよね。」

杏子「最初、依頼があった時覚えてますか?」

大野「もちろん覚えてますよ。僕日テレ系の仕事が多くて。
   水もれ甲介とかやってて、そのプロデューサーが
   ルパンやることになったから、やり易かったね。
   その時 お茶の間にウケるように、ルパンを、
   もっとおっちょこちょいで、スケベで、
   でも”良い人”にしようって。だから音楽も、
   メロディーは生き残れるように骨太な”王道”で、
   アレンジは新しいものにするようにしましたね。」

そんな大野さんが最初に手がけた映画音楽は『犬神家の一族』でした。
本の売り方を変えた、角川映画の中でも
大ヒット作品になり、音楽も広まりました。
その後、映画『人間の証明』や、
松田優作さんのアルバム『Uターン』のアレンジも行われました。

大野「映画で知り合ったというよりも、その頃に松田優作が
   マネージャーと一緒に、レコーディングしてる
   僕のところに来て、アレンジしてほしいって言われたの。
   だから、映像どうこうっていうよりも、音楽から話し出したんだよね」

松田優作さんが主演していた『殺人遊戯』 も
大野さんが音楽を担当しており、その当時の思い出も。

大野「あれ、低予算だったんですよ」

杏子「え?!大ヒットしてて、松田優作さんも人気でてた頃ですよね?」

大野「スタッフは最高のメンバーなんですよ。でも予算が無いの(笑)
   だから結構面白かったよ。音楽も少ないメンバーで録ったし。
   角川とは正反対だったね。でも、僕は仕事選ばないから。
   というより、意気地なしだから断れない(笑)」

M1. グッドバイ / 浜端ヨウヘイ
M2. ルパン三世のテーマfeat.詩織 / Yuji Ohno & Lupintic Six
M3. RED ROSES FOR THE KILLER 2017 / Yuji Ohno & Lupintic Six