2017年7月8日

西村由紀江のSmile wind

ショパンのノクターン第2番、、、
皆さん、どこかで聞いたことがあるのでは、ないでしょうか?

フレデリック・ショパンは、
ポーランド出身のロマン派を代表する作曲家の一人で、
4歳頃からピアノを弾き始めたそうです。

39歳という若さで、その生涯を閉じたショパンは、
作曲した作品のほとんどがピアノ曲だったことから、
「ピアノの詩人」とも呼ばれています。

それではここで、ショパンについてお話を、、、

ショパンというと、ロマンティックで繊細なイメージがありますが、
実は、心の熱い人だったそうです。

ショパンが20歳のとき、祖国 ポーランドがロシアに侵攻されます。
ショパンは戦いに参加したかったんだけど、できませんでした。
なぜなら、体が弱かったからです。
その時、友人から君は音楽で戦えと言われ、この曲が生まれたそうです。

ロシアへの怒りがこめられています。
また、その頃ショパンはコンサート活動のために海外にいたため、亡命者となってしまいます。

亡くなるまで祖国のポーランドには戻ることができませんでした。
でも祖国への思いは強く、ショパンはお姉さんにこんなことを言ったそうです。
「自分が死んだら、心臓をポーランドに持ち帰り、葬ってほしい」

1849年、39歳の若さで亡くなったショパンは、
パリのペール ラシェーズ墓地に葬られました。
でも、心臓だけは遺言通り帰国して、
今もワルシャワの聖十字架教会で眠っています。
祖国を追われ、パリで成功したショパン。
その成功が、優雅で華やかなショパン像を創り上げたのかもしれません。

7年前の2010年に、ショパン・ブームがあったのを覚えていますか?

2010年は、ショパンの生誕400年というとこともあり、
全国でショパン関連のコンサートやイベント、コンクールが開催されました。

実は私も、「誰でもショパン」コンサートを、
2010年3月に大阪の堺で行いました!

ショパン生誕200年の年に、
ショパンの曲を弾きやすくアレンジした楽譜(ムック本)と
CDがセットになった「誰でもショパン」を発売。
その「誰でもショパン」を題材にしたコンサートです。

ショパンの美しいメロディーやハーモニーは、
多くの音が繊細に重なり合っていることから、
楽譜がどうしても複雑に見えてしまいます。

そこで、もっと多くの人にショパンの素晴らしさを知ってもらいたいと思い、
アレンジをしたにが「誰でもショパン」でした。

「誰でもショパン」コンサートは2部構成で、
第1部は地元の子供たち6人がショパンの曲を演奏。

最年少は8歳の男の子だったんですが、演奏はしっかり大人。
ショパンらしいロマン派の音色に驚かされたの覚えています。



第2部は、私のソロコンサート。
ショパンの10曲メドレーも演奏しましたんですけど、
ピアノに詳しくない人も、10曲のほとんどを知っていたと思います。

ショパンは、わずか39年という短い生涯だが、
みんなが知っている曲が、たくさんあるのは信じられない。 
そして羨ましいです(笑)

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あなたにとって、笑顔の風が吹く1週間でありますように……。


♪OAした曲♪

●Best Friend / Kiroro
●ノクターン’(ショパン) / 西村由紀江 ※生演奏
●別れの曲(ショパン) / 西村由紀江
●雨だれ(ショパン) / 西村由紀江 ※生演奏