【年利5%!】仮想通貨ビットコインの定期預金が登場

中西哲生と高橋万里恵がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」。5月25日(木)の放送では国内初の定期預金サービスもスタートした仮想通貨ビットコインについて、経済評論家の平野和之さんに話を伺いました。

平野さんいわく、ビットコインとは「国籍がなく、紙幣、貨幣もないバーチャルな通貨」。Suicaのようなプリペイド式の電子マネーとは「基本的な考え方は同じで、使える分野には違いがあります」とのこと。

今回スタートした定期預金サービスは、取引所のひとつ「コインチェック」にビットコインを預けると、1年で5パーセントの金利がつくというもの。これは日本の一般的な銀行の定期預金に比べ高い年利です。
「そのぶんリスクが高いんです。まず途中換金ができない。それから、例えば外貨預金でアメリカのドルを100万円ぶん預けたときも金利はつくけどドルが下落すると損をする可能性がある。同じようにビットコインも価値が上がれば儲かるし、価値が下がれば金利を差し引いても損する可能性があります」とビットコイン自体の価格変動のリスクを指摘する平野さん。

コインチェックの定期預金サービスについて「当然この会社も(預かった)ビットコインを貸したりして利益を出さなければいけないので、18.25パーセントくらいの利益を得て5パーセントの利息を返す仕組みです。貸し手(コインチェック)が破綻したりしないか管理するマネージメント能力が重要です」とまとめていました。

海外では、スウェーデンで独自の電子通貨を発行し国の通貨(法定デジタル通貨)としようとする動きもあります。平野さんは通貨の未来について、「電子通貨が今後主流になっていくと思います。いろんな規格がありますが、だんだん紙幣や貨幣はなくなっていくでしょう」と話していました。