2017/5/9(火) JAZZ&VOCAL NIGHT の特集は「JAZZ100 年100曲」後編(1960-現在)

Today's Topics



先週に引き続き、「ジャズ生誕100年の名曲&名演」の後編。
後編は1960年代からスタートします。

60年代にはアメリカ経由で世界中に広がった大きな2つの音楽シーンの潮流がありました。
まず1曲目はその1つ、
ボサノヴァの代表曲「イパネマの娘」、演奏はスタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト、そして歌には当時奥さんだった、アストラッド・ジルベルトが参加しています。

もう1つの潮流は「ビートルズ」。
2曲目はビートルズファンをジャズに導いた”ビートルズ in JAZZ“ の代表曲、ウェス・モンゴメリー演奏の「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」でした。
3曲目は70年代。70年代はフュージョンの10年間でした。
ジャズ・メッセンジャーに参加していたドナルド・バードの代表曲「ブラック・バード」をお聞きいただきました。
(★ジャケット写真:収録アルバム『ブラック・バード』 ユニバーサルミュージック(Verve)UCCU99158)

4曲目は80年代、アメリカが建国200年を迎え、自国の文化を見つめ直し、フュージョンの反動から生まれたジャズ・ルネッサンスを体現した1曲「エナミー・ウィズイン」、演奏はラルフ・ピーターソンです。

*3曲目、4曲目は共に『JAZZ100年の100曲』 95番目、96番目にリスト・インしました!

5曲目は90年代。ジャズはロンドンでクラブミュージックとして変化します。92年に大ヒット曲となったのはハービー・ハンコック作の「カンタロープ・アイランド」をベースにしたUS3の「カンタループ」でした。

6、7曲目は2000年代の女性ヴォーカル2名。
2002年、グラミー賞を総なめにしたノラ・ジョーンズ、この曲が世界中を席巻しました。「ドント・ノーホワイ」。
そして、2012年。ウッドベースを弾きながら歌う異色な女性ジャズ・ヴォーカリスト、エスペランサ・スポールディング「ラジオ・ソング」で、お別れです。

ジャズ100年の歴史から代表曲を2週にわたり駆け足でお届けいたしました。

いかがでしたか?


来週は『ジャズライフ』最新号からの特集です♪