被災を乗り越え…阿蘇・草千里ヶ浜に緑が蘇る

速水健朗と高橋万里恵がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」では、被災された方の心と体のケアを目指して行われている日々の支援活動を紹介するコーナー「LOVE&HOPE~ヒューマン・ケア・プロジェクト~」を放送中。 4月21日(金)の放送では阿蘇の観光名所「阿蘇草千里乗馬クラブ」について、代表の末藤吉一さんに話を伺いました。

阿蘇・中岳の火口近くにある草千里ヶ浜。約1キロ四方の広々とした草原を馬に乗って楽しめるのが「阿蘇草千里乗馬クラブ」です。ただ、ここに通じる道は去年の熊本地震で大きな被害を受け、ようやく道路が仮復旧した秋には阿蘇山が噴火。度重なる災害で営業できない状態が続いていました。
草千里ヶ浜では、荒れた草原を元に戻すため昨年およそ40年ぶりに野焼きを再開。しかし、その後の震災で立ち入りができなくなっていましたが、すでにそれも解除され、今年は「阿蘇草千里乗馬クラブ」の美しい緑を見られる久しぶりの機会となります。

草原を維持していくために今年3月にも野焼きを行ったそうで、まもなく草千里ヶ浜には草が生え、一面緑に覆われるそうです。
GWごろの草千里ヶ浜について、「緑が濃くなってじゅうたんみたいになってると思いますよ。久しぶりにきれいな風景に戻ってますので是非(馬に)乗りにきていただきたいですね」と話す末藤さん。

そんな「阿蘇草千里乗馬クラブ」ではどんなことが楽しめるのでしょうか。
「今は体験コースみたいなのをやってます。本来なら真ん中にある丘を一周するとか、湖の周りを一周するとか、そういったコースもあるんですよ。今は馬も仕事に馴れてないので、ちゃんと調教できてから徐々に始めていこうと思ってます」とのこと。

現地で乗馬体験を行った高橋は、「霧が深かったんですが、目線が高く思いっきり開放感を味わえました。霧が晴れるとそこに大きな湖が見え、なんだか『(天空の城)ラピュタ』の世界みたいでした。草原は映画のなかに入り込んだようで幻想的です」と振り返っていました。