あなたは“オバマ派”“プーチン派”どっちのリーダータイプ?

中西哲生と高橋万里恵がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」では、「今すぐ職場で役立つ、10のこと」と題して、日本や世界で話題の人や現象から“自分のこと”として置き換えられる≪元気の素≫を5日間にわたり紹介しています。 4月17日(月)の放送では、ジャーナリストの仲野博文さんをお迎えし、世界のリーダーによる言葉学を取り上げました。

今回、仲野さんがセレクトした言葉は2つ。

◆バラク・オバマ前米大統領
「他人任せにしたり別の機会になどと思って待っていても変化は訪れない。我々がずっと待ち焦がれていたのは我々自身であり、我々が求めている変化とは我々自身なのだ」

この言葉は、2002年にオバマ政権が本格的に始動するというタイミングの演説で発言したもの。

オバマ前米大統領の言動は、任期中の8年間ブレることがなかったと仲野さんは話します。「追い風であっても向かい風が吹いても、とにかく自分の信じた道を進み続ければ一歩ずつ前進していける」という姿勢を崩さなかったそうです。

「安易にゴールや成功という言葉は使わないものの、少しずつ前進していこうというのがオバマさんの考えだったのかなと思います」と仲野さんは見解を述べました。

◆ロシアのウラジーミル・プーチン大統領
「自分自身が正しいことを証明するために、ときに孤独になることも必要だ」

この言葉について、「側近を固めているイメージが強いですが、クレムリンで孤独に物事を考えているのかなという一面を垣間見た気がします」と仲野さん。

こうした状況は、学校や職場でも起こり得ること。
仲野さんは「いいか悪いかは各自で判断していただきたいのですが……」と前置きした上で「ときには孤独になるのがリーダーであるための条件であるというのがプーチン流。
ずっとこの考えだけでいると、かなり偏った経営者、リーダーになってしまうので、この言葉はときどき思い出してほしいというイメージです」と解説。

今回仲野さんが挙げた世界のリーダーによる2つの言葉は、タイプが異なり両極端。職場では、自身の置かれた状況に応じて2人の言葉を思い返して、行動の仕方をうまく使い分けてみると良いかも!?