熊本地震から1年、全壊した木山神宮は今

速水健朗と高橋万里恵がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス・フライデー」。4月14日(金)放送の「BREAKFAST NEWS」のコーナーでは熊本地震発生から1年が経過した現状について、熊本県益城町は木山神宮の禰宜、矢田幸貴さんに話を伺いました。

昨年起きた地震で築250年の木山神宮は全壊しました。再建の目処は立っているのでしょうか。

「倒壊した本殿はまだそのままの状態です。境内は一部の鳥居や狛犬など、出来る限りの力で少しずつ復旧しつつあります。復旧はまだ始まったばかりです」という矢田さん。

気になる益城町の現状について、「震災後は倒壊した建物が多くみられた。全国からのご支援や行政の方々のご努力によって、倒壊した建物は少なくなり、更地が多くなってきていますが、まだところどころ震災当時のままの建物が残っています」とコメント。

また、町内のインフラは、「神社の近くの地域では地下の水道管の整備が至っておらず、地上に水のラインを引いてそこから水を取っている状況です」と復興途上にあることを明かし、「住民の方、行政、企業、農家、医療機関、学校、お寺も神社も震災から懸命に努力している姿を拝見しています。震度7が2度襲いましたこの町にはまだ時間が必要だと考えています」と話していました。