JAPAN HERITAGE ~ラジオ 日本遺産~ 鹽竈神社

放送後記


今回は「政宗が育んだ”伊達”な文化」と題された宮城県の日本遺産の中から:鹽竈神社をご紹介しました。

宮城県塩竃市のほぼ中央部にある鹽竈(しおがま)神社。
1200年以上の歴史を持つ、この神社は平安時代の朝廷をはじめ、武家社会の中でも厚い信仰を集めてきました。
またその景観の素晴らしさから、都でも評判となり、和歌の歌枕の地としても有名です。

1607年伊達政宗によって新たな社殿が建築されて以降、鹽竈神社は伊達家から何代にもわたって崇め奉られてきました。

鹽竈神社の特徴は、何と言っても境内に入るまでの表坂と呼ばれる202段の石段。


傾斜がかなりきつく、上るのも一苦労ですが、
ここから境内に入ることで運気が上がるといわれていますので初めて訪れる方は是非挑戦してみてください。

境内に入ると、正面に左宮と右宮、


右側には別宮という

三つの社殿があるのも、他の神社にはない、珍しい特徴です。

それぞれ祀られている神様は違うのですが、
神社の名前でもある「しおがまさま」は別宮にいらっしゃいますので、別宮からお参りするのが、良いとのことです。

また境内からは、塩竃市の街並みや千賀の浦とも呼ばれる
塩釜港を眺める事も出来ます。
和歌の歌枕にもなるほどの絶景は、見事の一言です。



塩釜神社という名前の神社は日本各地にありますが、
ここ塩竃市にある鹽竈神社は塩の作り方を教えた神様がいる総本社です。
社務所には神様が宿る御塩が置いてありますので、
お守り代わりにお求めになってはいかがでしょうか?

ぜひ、あなたも日本遺産へ。新たな日本の魅力を再発見してくださいね。