2017/2/7(火)本日の特集

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本日の20時台 JAZZ & VOCAL NIGHT はMC行方さんに代わって、アメリカを本拠地としてジャズのみならず、音楽の全ジャンルを扱っているインディペンデント制作会社「コンコード・ミュージック」のコンサルタントである青野浩史さんが登場。コンコードを代表するジャズを青野さんからご紹介していただきました。

まず1曲目、エスペランサ・スポルディング。6年前、ジャズのアーティストとして史上初めてグラミー新人賞を獲得しました。1984年生まれの若きヴァーカル&ベーシストです。昨年リリースされたアルバム『エミリー・D+エヴォリューション』から「アンコンディションド・ラヴ」をお届けいたしました。

2曲目は昨年のグラミー賞ジャズ部門を獲得したチック・コリア。昨年御年75歳になったチックは80年代に一世風靡したエレクトリック・バンドを率いて来日公演も行いました。2012年のアルバム『トリロジー』から「不思議な国のアリス Alice In Wonderland」をお届けいたしました。

ジャズの3大レーベルはBlue Note、Prestige、Riverside と言われ、3曲目はRiversideリリースの「不思議な国のアリス Alice In Wonderland」で、演奏はビル・エヴァンス、1961年6月決定的な名演と名高い、NYヴィレッジ・ヴァンガードのライブ音源でした。

4曲目はビル・エヴァンス、奇跡の未発表録音、本日が日本初放送です!1976年彼のトリオによるパフォーマンスが発掘され、今年の3月にリリースされるアルバム『オン・ア・マンディ・イヴニング』から、曲はジェローム・カーン作曲の「アップ・ウィズ・ザ・ラーク」でした。

5曲目はコンコード注目の若手ジャズ・ミュージシャンをご紹介。
まずは日本人“侍”トランぺッター、黒田卓也がBlue Noteからコンコードに移籍した第1弾新作『ジグザガー』(★ジャケット写真 ユニバーサルミュージック UCCO-1170 )から「R.S.B.D.」をお届けいたしました。(Red Spade Black Diamond の略だそうです。)

6曲目もシカゴ出身の新人トランペッター、マーキス・ヒル。セロニアス・モンク・コンペティションの優勝者でもあります。曲はハービー・ハンコックの代表曲、先月のテーマ曲でした「処女航海」、ひと味違った演奏です。

最後はコンコードで一番注目されている日本人アーティスト、上原ひろみ。昨年日本で一番売れたジャズのアルバムが彼女の『SPARK』でした。アルバム同タイトル曲を聞いていただきながら、本日はお別れです。

来週は『ジャズライフ』最新号の特集です。

お楽しみに(^^♪