今回は”六根清浄と六感治癒の地 ~日本一危ない国宝鑑賞と世界屈指のラドン泉~と題された鳥取県の日本遺産の中から:三朝のジンショをご紹介します。
鳥取県JR倉吉駅からバスで25分の所にある三朝町。
この地区で毎年5月のゴールデンウィークに開催される伝統行事が、三朝のジンショ。
国の重要無形民俗文化財に指定される大綱引きです。
六感治癒のうち「観(みる)」部分を担う大切な行事です。
山陰地方を代表する5月節供に、毎年大勢の観光客が訪れます。
綱の材料は、すべて三徳山から切り出した藤カズラ。
これを住民総出で、全長約80メートル、太さ約1.5メートルもの大綱に編み上げます。重さはなんと約4トン!
勝負がはじまる前に、この巨大な綱を地面に打ち付け、邪気や災厄をはらいだす様は、圧巻の一言です。
勝負は、1回だけ。三朝地区を二つ分けて、東と西の対抗戦で行われます。東が勝つと五穀豊穣、西が勝つと商売繁盛となるとされています。
2016年は東が見事勝利!五穀豊穣が約束されました。
今年はどちらが勝利するのでしょう。今から楽しみですね。
ちなみに大綱引きは、観光客も参加できるんですよ。
世界屈指の高濃度を誇るラドン泉で体と心をたっぷり癒した後は、大綱引きで地元の方と一緒に真剣勝負の汗をかいてみてはいかがでしょう。
ぜひ、あなたも日本遺産へ。新たな日本の魅力を再発見してくださいね。