おいしい空気と気持ちのいい景色へお誘いするJOYFUL LIFE。山と温泉と音楽が大好きなアウトドアナビゲーター渡部郁子がお伝えします。
今日は、冬の低山ハイキングのポイントを紹介します。
雪が降っていてもいなくても、冬の山は夏のそれとは全く違います。まず冬は明るい時間が短いということ。日の出が遅く日没が早いので、昼過ぎには下山を始めて日没前には下山し終える予定を組みましょう。登山開始から下山までおよそ4時間から5時間で楽しむのが目安です。
次に、行動中も休憩中も体を冷やさないようにする。行動中はマフラーや手袋など小物を上手に使い、休憩中は洋服をしっかりと着て体を温めましょう。また座る時はマットを敷くなど、体温がお尻から奪われないようにすることも大切です。そしてこの休憩中で飲む温かい飲み物は家で作って持って行き、時間を有効に使いましょう。
あと行動中に大切なことは、道が分岐する場所では必ず地図を出して確認すること。コンパスも使えるようにしておきたいですね。道に迷ってしまうとすぐ暗くなってしまうので要注意。
また冬は交通機関の状況が変わっていることがありますので事前のチェックは忘れないようにしてください。
冬の山は人も少なく自然の静けさが楽しめますし、空気が澄んでいるので見晴らしも抜群です。体温の管理と時間の調整に注意して冬山ハイキングを安全にお楽しみください。