【 Today’s Planet 】
番組冒頭で電話を繋いだのは、
イタリア中部マルケ州で陶芸作家として活動しながら、
観光ガイドなどもされている、林由紀子さん。
イタリア中部では、昨年8月と10月に大きな地震がありました。
林さんのいらっしゃる所は、大きな被害はなく大丈夫だったようですが、
地震のその後のニュースは、毎日のようにやっていて、
家や学校の修復が始まったニュースがある一方で、
海沿いのホテルなどでまだ避難生活を送る人、
農業の再開が出来ずにいる人もいる、とのこと。
今は寒さの厳しさも手伝って全ての人が復興に、、、とはいかない様子なんだそうです・・・。
・・・日付変わって、昨日で、阪神淡路大震災から22年。
いつも様々な食材をテーマに放送している火曜オンプラですが、
今日は「非常食」というテーマで皆さんからのメッセージを募集しました。
イタリアで「非常食」と言ったら、どんな物があるのか訊いてみると、
特に災害時の「非常食」という認識はないそうで、
元々イタリア料理には、酢漬け、オイル漬けと言った保存料理が多く、
その他、パンや缶詰、びん詰を倉庫に置いたりするけれど、
「非常食」と意識している訳ではない、とのことでした。
▼林由紀子さん - Facebook
https://www.facebook.com/yukiko.hayashi.161
▼林さんが主宰する旅行サイト「ラファエロの丘から」
http://www.collinediraffaello.it/
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【 非常食 】
現在、レシピサイト「クックパッド」に、
「昭和女子大非常食」と言うモノが公開されているのですが、
この非常食レシピの開発に携わった、
昭和女子大学・現代ビジネス研究所の古田土俊男(こだと としお)さんにお話しを伺いました。
この昭和女子大学で考案した非常食レシピのポイントから教えて頂くと・・・
非常用の保存食ではなく、
日常の食材を日々食べながら、減った分を補充する、“ローリングストック”。
被災された方、ボランティア活動をした人に聞いたところ、
普段食べ慣れているもの、温かい物を要望される。
日常に食べている食材をちょっと多めの備蓄で回して行く。
水は基本。米、パスタ、ツナ缶に代表される缶詰、
卵、根菜、味噌、小麦粉を中心に揃えておく!と、お話ししてくれました。
調理道具などは、カセット式のガスコンロ、ガスボンベ、
さらにポリ袋、アルミホイル、クッキングシート、ウェットシートを用意すると良い、と教えて頂きました。
ポリ袋でお米が炊けたり、
お皿にアルミホイル、ラップを敷いて使うと洗う必要がないので便利!
・・・では、「ポリ袋でご飯が炊ける」...?その方法は!?
ポリ袋にお米100cc入れたら、お水は110~120cc入れる。
ガスコンロに鍋を置いて水を入れ、
水が沸いたら、ポリ袋の空気を抜いて、口を縛って鍋に入れる。
火を弱めながら20分ほど煮たら、ほぼ仕上がる。
更に10分ほど蒸らすと、非常に美味しいご飯になる!とのこと!
ポリ袋を使った、おやつのレシピも教えて頂きました!
ホットケーキミックスとパインの缶詰、卵、砂糖、マーガリンを袋の上から
手でこねて、お湯の中で温めると、パインケーキに!
・・・と、色々伺って来ましたが、
大事なのは、被災した時にいきなり作るのではなく、
普段から作る練習をしておく!ということだそうです。
今日だけでなく、3月11日、
あるいは家族が揃った時などに、一度作るシミュレーションを... !
揃える材料やご飯の炊き方などは、
クックパッドの「昭和女子大非常食」というページに載っています!是非チェックを。
古田土さん、ありがとうございました!
▼昭和女子大非常食 のキッチン
https://cookpad.com/kitchen/14381603
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【 Dream Planet 】
22年前の阪神淡路大震災をきっかけにお仕事内容が変わった、、、という大阪の会社、
ピアノクラフトワークの代表、太田テジョンさんと電話を繋ぎました。
ピアノクラフトワークさんは、ピアノの調律、修理をする会社です。
22年前の震災の時は、
ピアノが出せない、動かせない、処分したい、、、という問い合わせが沢山あったそうです。
その震災をきっかけに始めたのが、
ボランティアで手作り楽器の制作、演奏する、ちんどんユニット「ケセランぱさらん」の結成!
いまでも子どもたち向けのワークショップの活動をやられているそうです。
今、一番力を入れている事をお訊きすると、、
心の風化が怖いので、震災を忘れない事、
人に寄り添う事、日頃の準備、とお答え頂きました。
▼ピアノクラフトワーク Pianocraftwork
http://www.pianocraftwork.com/
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【 MUSIC PLANET 】
クロマチックハーモニカ奏者の南里沙(みなみ りさ)さんのお話しを伺いました。
クロマチックハーモニカは、100年以上前に生まれた歴史のある楽器。
4オクターブの幅広い音域が出せる、ということで、
クラシック、ジャズ、演歌など様々なジャンルの音を奏でることが出来る、と教えて頂きました!
南さんのサイトの動画を観たDさん、
「ハーモニカを吹いている姿が妖艶... !是非スタジオで生演奏を!」とお願いしちゃいましたー!!
3月には、ニューアルバムがリリースされます!詳しくは、公式サイトをチェックしてみてくださいね。
▼南里沙さん
http://southrachel.p1.weblife.me/