ピコ太郎、世界規模の大ブレイクに思わず吐いた名言とは

2016年の芸能界は衝撃ニュースの連続で、ワイドショーは連日話題に事欠かない状況でしたが、TOKYO FMの番組「クロノス」の昨年12月の放送では、「こんなのあったね! 名言アワード2016」と題し、2016年をプレイバック! スポーツ、社会、エンタメ、男と女、珍言・迷言、といった部門別でリスナー投票を実施し、パーソナリティをつとめる中西哲生と高橋万里恵が、あらかじめ選出された8つの名言の中から「名言アワード2016」の大賞を部門別に発表しました。

「名言アワード2016」芸能・文化部門

◆1位(34%)
小林麻央
「5年後も10年後も生きたいのだーっ あわよくば30年!いや40年!50年は求めませんから。だってこの世界に生きているって本当に素晴らしいと感じるから」

◆2位(22%)
伊勢神宮広報室
「神宮の中では生き物を捕まえることは出来ませんし、人の入れない場所も有ります。森の中にいるポケモンは捕まえずに、できればそっとしておいてあげてほしい」

◆3位(12%)
インテル・長友佑都
「僕のアモーレ・・・愛する人です」

◆4位(11%)
ボブ・ディラン
「行けたら行くよ」

◆4位(11%)
ノーベル医学生理学賞・大隅良典
「科学を何かに役立てるためのものではなく、文化としてとらえ、育んでくれる社会になってほしい」

◆6位(5%)
ピコ太郎
「あまりに急なので、私がついていけません。世の中おかしい」

◆7位(2%)
ベッキー
「ヒルズ族に教えたい。ほんとうの幸せはお金かからないよって」

◆7位(1%)
ビートたけし
「安倍マリオはダメだね。あそこはピカチュウでしょ」

リスナー投票1位は、闘病中の小林麻央さんが自身のブログに綴った赤裸々な言葉。中西が「この言葉に心を動かされた方は多いと思います」と話し、高橋も「同じ女性としていろいろなことに気付かされました」と、この言葉に心打たれた様子。名言ハンターの大山くまおさんも「小林麻央さんの言葉通り、本当に奇跡が起きることを祈っています!」とエールを送っていました。

そして2位には、ポケモンGOに関して出した伊勢神宮広報室の言葉。大山さんは「伊勢神宮という由緒ある場所ですから本来であれば禁止だときつく言いたいところだったんですけど、ユーモアでちょっとオシャレな感じで表現していてとても評価が上がった言葉です。SNS時代の広報のお手本のような言葉だったと思います」と褒めちぎっていました。

次いで、3位には流行語大賞候補にもノミネートされた長友選手の「アモーレ」がランクイン。「長友選手のサービス精神を感じる言葉だったと思います。もうちょっと流行るかと思ったんですけどあまり流行らなかったですね(笑)」と語る大山さん。リスナーからは「海外では結構オープンにしていますけど日本では恋人のことを口にすることはあまりないですし、しかも日本代表戦でのインタビューだったのでとても潔くて好印象でした」と言った声が寄せられ、高橋も「潔いというのはとても男らしいですよね!」と同調していました。

ちなみに、大山さんが選んだ名言は「PPAP」で時の人となったピコ太郎さんの言葉。国内外でのフィーバーぶりに「本当にすごいことが起こったなと。YouTubeから人気に火が点いたのは皆さんもご存知だと思いますが、ピコ太郎さんがあるインタビューですごく真面目に答えていた別の言葉に『ただ単にわたしが好きなものを出した。それをたくさんの人が聴いてくれた。なので、また次もわたしが好きだと思うものを出す』と仰っていたんです。つまり、周りから何を言われようとも“好き”を貫いてやり続けることによってこんなことが起こり得るというひとつの例だったと思います」と解説。このピコ太郎現象には、中西も「ジャスティン・ビーバーがつぶやいたことも影響しているとは思いますけど、お笑いもグローバルな時代になってきたんですかね……」とただただ驚いていました。