2016年12月3日

西村由紀江のSmile wind



今回は「ピアノよもやま話」第2弾。

10年ほど前に楽器博物館で、
18世紀頃のチェンバロ風のピアノを見たんですが、
とにかく装飾が美しかったんです。

グランドピアノの天板の裏には、
ルネッサンス風の豪華な絵が描かれているんですが、
なぜ、天板の裏に豪華な絵が書かれているのか?

ピアノを演奏する時は天板を開けるので、
貴族などがサロンで音楽を楽しむ時、
天板の絵を見ながら目でも楽しめるようになっているんです。

これだけを聞くと「どんなに豪華なピアノ」なのかと思うかもしれませんが、
実は、観客から見えないところは驚くほどみすぼらしいんです!

装飾どころか、カンナで削りきれてないんじゃないかと思うほど雑で、
天板の豪華な絵とは対照的だったので、ちょっとびっくり・・・

というよりも、あまりのギャップに笑ってしまいました。

モーツァルトをはじめ、ベートーベンやビバルディなど、
18世紀には偉大な音楽家たちがいました。
ピアノも、チェンバロやクラヴィコードから進化を遂げた時代でもあります。

「同じ時代の曲と楽器」
実際に触れてみたことで、新しい発見がありました。

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あなたにとって、笑顔の風が吹く1週間でありますように……。


♪今日OAした曲♪

●めぐりゆく季節 / 西村由紀江
●主よ、人の望みの喜びよ / クヌード・ヴァッド
●ロミオとジュリエット / ニーノ・ロータ・グランド・オーケストラ