2016年11月1日(火)SONG LIST

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本日は秋のジャズ・ヴォーカル特集。

MC行方さんに替わり、ジャズ音楽プロデューサーの津下佳子(つげよしこ)さんを迎え、津下さんが選曲された素敵なジャズ・ヴォーカルをお届けいたしました。
まず1曲目、アニタ・オデイの「ユー・アー・ザ・トップ」です。津下さんが映画『真夏の夜のジャズ』を見て、そのいで立ちに憧れ、初めて好きになったジャズ・ヴォーカリストがアニタだったそうです。アニタの絶頂期のアルバム『ジス・イズ・アニタ』からの1曲でした。
2曲目、3曲目はジャズ界の女王2人、来年生誕100周年になるエラ・フィッツジェラルドと、その7歳年下のサラ・ヴォーンです。2曲ともバックはカウント・ベイシー楽団の演奏で、エラが歌うのは「サテン・ドール」。サラが歌うのは「オール・ザ・シングス・ユー・アー」でした。
4曲目はフランク・シナトラ。20世紀を代表する偉大な男性ジャズ・ヴォーカリストですね。引き続き、カウント・ベイシー楽団の演奏で、アレンジは若きクインシー・ジョーンズが手掛けた「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」でした。
5曲目は現代を代表する女性ジャズ・シンガー、ノラ・ジョーンズです。先月リリースされたばかりの新作『デイ・ブレイクス』から「フィリップサイド」、続けて彼女のデビュー・アルバム『ノラ・ジョーンズ』から「ザ・ニアネス・オブ・ユー」の2曲を。
そして、現在活躍している男性ジャズ・シンガーと言えば、マイケル・ブーブレ。こちらも最新作『ノーバディ・バット・ミー』からバラッド曲の「ザ・ヴェリーソート・オブ・ユー」(★ジャケット写真:収録アルバム『ノーバディ・バット・ミー』 Warner WPCR-17516) と 2007年ヒット曲、映画『ピンクパンサー』の挿入曲「イット・ハド・ベター・ビー・トゥナイト」をお届けしました。
お次もジャズの新作からイケメン・シンガーを。11/18リリースの『ジャズ・ラヴズ・ディズニー』に収録されているジェイミー・カラムが歌う「みんなネコになりたいのさ」、同じくジェイミー・カラム2009年のアルバム『ザ・パースート』から「ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングス」でした。
最後の2曲は実に秋らしい選曲です。津下さんが最近お気に入りのシンガーがコニー・エヴィングソン。ジプシー・スウィング・バンドをバックに名曲「木の葉の子守唄」を歌っています。そして、ベテラン歌手のキャロル・スローン。カーメン・マクレエの愛唱歌を取りあげたアルバム『ザ・ソングス・カーメン・サング』から「オータム・ノクターン」で、お別れです。


来週は行方さん復帰の『ジャズ批評』特集です♪ 
お楽しみに!(^^)!