今回ご紹介したのは、岐阜の日本遺産の中で、今回ご紹介したのは、岐阜城のふもと近くにある
正法寺(しょうぼうじ)の岐阜大仏でした。
岐阜に大仏??
とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこの岐阜大仏。
奈良の大仏、鎌倉大仏と並んで、日本三大仏の一つとも言われています。
高さ13.7m、
竹を籠のように編んで作成されたから「籠(かご)大仏」とも言われていますが・・・、そう、なんとこの岐阜大仏、竹と木材、粘土、紙で作られた仏像なんです。
信長の時代から、竹・木材の商いで発展した岐阜の街。
その岐阜を象徴するような大仏となっています。
製作期間は実に38年。完成したのは、1832年でした。
岐阜大仏が祀られている正法寺の外観は、中国風のこじんまりとしたお堂で、建立当時を彷彿とさせるレトロな雰囲気が漂います。
一見、13mを超す日本三大仏が中に安置されているのだろうかとちょっぴり疑問に思う程。
しかし、一歩お堂の中に入ると、建物の中に、みっちり・ぎっちりと巨大な岐阜大仏が!!!
狭い空間の中で悠然と佇みながらも、迫りくる勢いはまさに3D映画のごとき大迫力。少し前かがみになって、微笑みながら見下ろす大仏の姿は、
まるで寺に来た人を優しく見守っているかのようです。
背中の大心柱が建物と一体なって支えらているんです。
岐阜大仏と正法寺・お寺の建物がぴったり一体化しているからこその大迫力なんですね。最初は驚き、その内穏やかな気持ちになれる不思議な時間。
過ごしてみてはいかがでしょうか。
ぜひ、あなたも日本遺産へ。