今回ご紹介したのは、岐阜、長良川沿いにある川原町でした。
岐阜の城下町からちょっとだけ外れた、長良川の河川敷にある川原町。
かつては、岐阜の特産品である木材や美濃和紙を扱う
物流の拠点として大変栄えた問屋街でした。
戦時中、奇跡的に空襲を逃れることができた川原町には、
イマもなお、昔ながらのレトロでシックな日本家屋の街並みが残っています。
町にひとたび入れば、美濃特産の木材(長良杉・東濃ひのき など)で出来た
格子戸の日本家屋がお出迎え。京都の祇園や石川の茶屋街にも似た雰囲気ですが、かつての問屋街ならではの特徴があるんですよ。
家の中に入ったら、ずーっと先まで土間が続く、独特の作り。
現在では、その町屋を利用した素敵なカフェやイタリアンレストラン、
土産物屋さんが増えています。
紙問屋を改装したカフェ「川原町屋」では、当時、蔵だった場所を
レトロとモダンが交わったオシャレなカフェスペースに変えて営業しているので、ぜひ、散策の合間に立ち寄ってみてくださいね。
ちなみに、散策を楽しんだ後は、創業150年を超える老舗温泉旅館
「十八楼(じゅうはちろう)」で一休み。
玄関には足湯、ならぬ、手湯がありますので、手だけでも温泉を楽しめます。
宿泊はもちろん、日帰りプランもありますので、
川原町ならではのおもてなしを受けてみてはいかがでしょう?
お土産はもちろん、特産品の美濃和紙でできた、手作りの岐阜うちわで決まり。
ぜひ、あなたも日本遺産へ。