『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』第126回

気になるアーティストを50音順に、坂崎幸之助が独断と偏見で 紹介している≪坂番洋楽データファイル≫(略してSYDF) 今回は「ナ」で始まるアーティストから「ニ」で始まるアーティストへ突入!


↑↑福井の新名物という「眼鏡堅パン」
「歯には十分気を付けてご賞味下さい。」・・・の
注意書きがあるほど堅いです。

今週のラインナップは・・・
『ザ・ナック(The Knack)』
★1978年、カリフォルニア州ロサンゼルスで結成された4人組。
1979年、所属レコード会社の意向もあって「ビートルズの再来」
というキャッチフレーズでヘアスタイル・衣装はもちろん
サウンドも初期のビートルズをまねてデビュー。
「スージー・クアトロ」や「ブロンディ」でおなじみの
プロデューサー:マイク・チャップマンを迎えたデビューアルバム
『ゲット・ザ・ナック』は大ヒット(アルバムチャート1位!)
1stシングルも全米チャート5週連続1位の大ヒット!
  ♪マイ・シャローナ(My Sharona)

『ナンシー・シナトラ(Nancy Sinatra)』
★1940年6月8日、ニュージャージー州ジャージーシティ生まれ。
世界的なアーティスト:フランク・シナトラの実娘として芸能界デビュー。
1960年代半ば、大人気のアイドルとなり数々のヒットシングルを放ちます。
  ♪にくい貴方(These Boots are Made for Walkin')
   *1966年・全米1位
  ♪シュガー・タウンは恋の町(Sugar Town)
   *1966年・全米5位
  ♪恋のひとこと(Somethin' Stupid)
   *父親であるフランク・シナトラとのデュエット
   *1967年・全米チャート4週連続のナンバーワン

『ニコレット・ラーソン(Nicolette Larson)』
★1952年7月17日、アメリカ・モンタナ州ヘレナ生まれ。
1970年代半ば、バックコーラスとして「ニール・ヤング」
「グラハム・ナッシュ」「ドゥービー・ブラザーズ」「エミルー・ハリス」
「リンダ・ロンシュタット」などのレコーディングやツアーに参加。
ドゥービーのプロデューサー:テッド・テンプルマンの後押しで
ワーナーブラザーズとアーティスト契約を結びデビュー。
1stシングルとして選ばれたのが1978年にニール・ヤングが
発表した『カムズ・ア・タイム』収録の1曲。
ニコレット・ラーソン自身もコーラスで参加していた曲でした。
  ♪溢れる愛(Lotta Love)
   *1979年・全米8位を記録
★その後しばらく低迷期が続きますがカントリーシンガーとして復活。
私生活では“恋多き女”として、アンドリュー・ゴールドと
恋仲になったりラス・カンケルと結婚したり…。
子供が出来ると子育てを優先して音楽界をセミリタイア。
1994年に子守歌のアルバム『Sleep,Baby,Sleep』を発表。
しかしその3年後、病のため45歳という若さで亡くなっています。

『ニック・ギルダー(Nick Gilder)』
★1951年12月21日、英国ロンドン生まれのカナダ育ち。
1970年代半ば「スウィニー・トッド」というバンドでリードボーカルを担当。
このバンドを脱退後に発表したアルバムは、プロデューサーに
マイク・チャップマンを迎えレコーディング。
そこからの1stシングルは全米ナンバーワンとなっています。
  ♪ホット・チャイルド(Hot Child In The City)

『ニック・ロウ(Nick Lowe)』
★1949年3月24日、英国サリー州ウォルトン生まれ。
17歳にして地元の仲間と「キッピングトン・ロッジ」という
グループを結成。
その後、伝説のパブロックバンド「ブリンズレー・シュワォーツ」や
「ロックパイル」いったバンドで活躍。
グループ解散後は「エルヴィス・コステロ」や「プリテンダーズ」などの
プロデューサーとして手腕を発揮。
同時にソロアーティストとしての活動を続けています。
  ♪恋するふたり(Cruel To Be Kind)
   *1979年・全米12位を記録