番組MCの蒲田健による放送後記
今回は武井壮 さん。
百獣の王は、真剣に、遊ぶ。
武井壮さんのインタビュー集「勝つ人」
様々な競技の「勝つ人」と武井さんの対談。
自身が現役のアスリートであるが故に
問答は現場の者同士ならではの具体性をもって共鳴する。
そこには「観客」の立場ではうかがい知れない深淵なフィールドが広がる。
神々しいまでの世界。
その一方で、スポーツは遊びであるとも言い切る。
それを見て心動かされる第三者がいて初めて意味を成し価値を持つものであり、やっている行為そのものは競技者自身にとっては遊びにすぎないのだと。
だからこそその遊びをより楽しくするために、そこに工夫が、革新が生まれてくる。
最も楽しみたい“楽しみたがり”な者が「勝つ人」なのかもしれない。
「スポーツは 動物としての 本能か
遊びをせんとや 生まれけむ」
P.S. 挑むような目つき、研ぎ澄まされたオーラは、まさに「百獣の王」のそれでした。