8月24日(水)お昼ノート

お昼ノート

本日のお客さまは、作家の辻村深月さんでした。
ありがとうございました!



2004年に『冷たい校舎の時は止まる』でメフィスト賞を受賞しデビューされた辻村さん。
2011年に『ツナグ』で吉川英治文学新人賞、
2012年には『鍵のない夢を見る』で直木賞を受賞されています。

近年は『ハケンアニメ!』、『家族シアター』、『朝が来る』など
家族小説からお仕事小説まで、さまざまなジャンルの話題作を発表。

そして先月30日には、自身初の“歴史モノ”に挑戦した最新刊「東京會舘とわたし」を毎日新聞出版より刊行されました。

大正11年に東京・丸の内に誕生した東京會舘。
今は建て替え中のため、当時の姿を見ることはできないのですが、
日本を代表する社交場として長い間、世界中の人々から愛され続けてきました。
辻村さんにとっても、この東京會舘は、ご自身の結婚式や直木賞受賞などの人生の節目を迎えられた非常に縁の深い場所。
そんな特別な建物を舞台に、様々な人の記憶や想いを紡いだ物語が繰り広げられています。
感動の一冊としてすでに大きな話題となっている『東京會舘とわたし』、ぜひチェックしてみてください!

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ちょっとノートにメモしたくなる「お昼ノート」のコーナー。
今回は、東京會舘にまつわる情報を教えていただきました。

『東京會舘には、マッカーサーも飲んだと言われているオリジナルカクテルがある!』
GHQの将校たちの酒場でもあった東京會舘。
しかし、マッカーサーは彼らが昼間にお酒を飲むのを快く思っていなかったんだとか。
そこで作られたのが、お酒を飲んでいるようには見えない、ミルクとジンのカクテル。
こっそり飲むように作られたカクテルでしたが、いつしか、マッカーサー自身を飲むようになり、現在「會舘フィズ」として知られる一杯が生まれたそうです。