2016年8月23日(火)本日の特集

Today's Pick Up



本日のJazz & Vocal Nightは名曲、そして名演奏シリーズの第1回目。

1曲目はソニー・ロリンズの「モリタート」。(ジャケット写真:収録アルバム『サキソフォン・コロッサス』 ユニバーサル・ミュージック UCCO-5501) ブレヒトの戯曲「三文オペラ」の中の曲。英語のタイトルは「マック・ザ・ナイフ」でも知られています。こちらの演奏はピアノ、トミー・フラナガン、ベース、ダグラス・ワトキンス、ドラムス、マックス・ローチにとっても代表作となりました。

2曲目はビル・エヴァンス・トリオの「枯れ葉 Autumn Leaves」 。多くのミュージシャンに演奏された「枯れ葉」ですが、こちらはかなりエキサイティングな「枯れ葉」です。1959年の名盤『ポートレイト・イン・ジャズ』に収められています。

3曲目は「スターダスト」。アメリカでは長い間NO1ポピュラー・スタンダード曲でした。極めつけの名演奏と言われているのが、ヴァイヴラフォン第一人者のライオネル・ハンプトン・オールスターズによる「スターダスト」。1947年の名演です。

4曲目は「ユア・トゥ・ビューティフル」。演奏はサックス奏者のテッド・ナッシュ。彼のアルト・サックスとポール・ウェストン・オーケストラの共演です。

最後の2曲はクラシック・オーケストラの指揮者でもあり、ジャズ・ピアニストでもある、アンドレ・プレヴィンの演奏によるもの。2人の女性ヴォーカリストがそれぞれ彼との名演奏を残してくれました。まずは、ダイナ・ショアが歌う「イット・ハッド・トゥ・ビー・ユー」。この曲に刺激されて、他のレコード会社が自社のトップ・シンガーだったドリス・デイを起用して録音されたのが「マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ」でした。

今日は、この曲でお別れです。

来週はリクエスト特集+『ジャズ批評』最新版からもお届けいたしますー。
お楽しみに☆彡