2016年8月9日(火)本日の特集

Today's Topics

今日の特集は先週ご紹介した映画『真夏の夜のジャズ』に続き、ジャズの祭典、“ニューポート・ジャズ・フェスティバル”。1954年にアメリカの一番小さな州、ロードアイランド州のニューポートで行われているジャズの音楽祭です。今年も7月末から4日間、ノラ・ジョーンズやチック・コリア、グレゴリー・ポーター、そして日本人の秋吉敏子さんも出演しました。
まず1曲目は1958年のマイルス・デイヴィスのステージ、曲は「アー・リュー・チャ」。続いて1957年のディジー・ガレスピー・オーケストラ演奏の「ナイト・イン・チュニジア」をお届けいたしました。
3、4,5曲目はデューク・エリントンです。まず1956年7月7日のステージで熱演を続けるうちに、日付は8日に変わっていったそうです。曲は「A列車で行こう」と「ソフィスティケテッド・レディ」です。そして、もう1曲はエリントンが書いた「ディミニュエンド・イン・ブルー・アンド・クレッシェンド・イン・ブルー」です。このステージではテナー・サックスのポール・ゴンザレスが驚異的なソロを展開、エリントンはじめ、メンバーと客席の掛け声が飛び交い、延々27コーラス6分半のアドリブ展開がありました。(★ジャケット写真:3,4,5曲収録アルバム『デューク・エリントン コンプリート・アット・ニューポート1956+10』 SONY SICP-4007)

最後の2曲は映画『真夏の夜のジャズ』にも出演した黒人シンガー、ダイナ・ワシントンのヴォーカルです。曲は1958年のステージから「ラヴァー・カムバック・トゥ・ミー」と「オール・オブ・ミー」でした。

来週は毎月恒例『ジャズライフ誌』最新号の特集です。本誌プレゼントもありますから、お聞き逃しないよう、お楽しみに☆彡