2016年8月2日(火)本日の特集

Today's Topics



今週、来週の特集テーマは、“真夏の夜のジャズ”。今夜はジャズ映画史上最高傑作とされている1960年公開の映画『真夏の夜のジャズ ~JAZZ ON A SUMMER’S DAY』からの選曲です。
★ジャケット写真:使用アルバム『真夏の夜のジャズ』(オリジナル・サウンド・トラック)MSI/MSIG‐1034/5 

1958年に行われた第5回ニューポート・ジャズ・フェスティヴァルの4日間を1日の出来事のように撮ったドキュメンタリー作品で、演奏者の豪華さもさることながら、映像のアングル、編集の素晴らしさなどで高い評価を受けています。
まずは、セロニアス・モンク自作自演「ブルー・モンク」、続いてソニー・スティットのテナー・サックスとサル・サルヴァドールのギター共演「ルース・ウォーク」でした。
この映画の中で印象深い1シーンがアニタ・オディ。彼女のステージ衣装が白と黒のコントラストが際立っていますが、実は夜の出番だと勘違いしていたアニタが、慌てて町の洋品店で購入した、というエピソードがあります。曲は「スウィート・ジョージア・ブラウン」と「ティー・フォー・トゥ」でした。
次はバリトン・サックス奏者、ジェリー・マリガンがリードを取ったジャズ・バンドの演奏です。曲は「アズ・キャッチ・キャン」。続いて、西海岸を代表するドラマー、チコ・ハミルトン・クインテットの名演「ブルー・サンズ」。
そして、このジャズ・フェスティヴァルの真打が登場、ルイ・アームストロング・オールスターズです。この時、会場は最高潮に盛り上がります。「アップ・ア・レイジー・リヴァー」、「ロッキン・チェアー」、そして「聖者の行進」の3曲続けてお届けしました。
続きまして、このジャズ・フェスティヴァルに異色のアーティストも登場しました。ロックン・ロール界のスター、チャック・ベリーです。曲は「リトル・スウィート・シックスティーン」。
最後はマハリア・ジャクソン。野外はあいにくの雨模様でしたが、「The world’ greatest gospel singer ~」と言って紹介された彼女は46歳にして初めてのコマーシャル的なステージでした。2曲続けて「ディドゥント・イット・レイン?」と「ザ・ローズ・プレイヤー ~主の祈り」をお送りして今日はお別れです。

来週は真夏の夜のジャズ~ニューポート のステージのライヴ・アルバムからお送りします。お楽しみに☆彡