第73回


ゲストは、
競泳の萩原智子さん。


今回は、引退して5年、
ブランクから
現役復帰するのお話から。



復帰しようと思った時、結婚も仕事もされていたため、
ご自身の決断だけではできず。さらには、5年の間、
トレーニングを全くせずにいた為、プールを歩くところからのスタート!
「若い頃と違って、精神的に丸くなったんですよ。
 そしたら、人に教えを請う事ができるようになったんです」
萩原さんの周りのトレーナー、コーチ、栄養士さんたちも
新たに勉強し、萩原さんを支えていかれたのだとか。
こうして、30歳にして日本新記録を更新!

順調だった復帰生活でしたが、31歳のとき、
子宮内膜症など婦人科系の病気が発覚。すぐに治療に専念され、
治療後も水泳から離れていた萩原さん。
「退院して、家に帰って。旦那とご飯食べてたら、
 “いつから練習するの?”って言われたんですよ(笑)
 嚢胞が取れたから早く泳げるようになるんじゃないかって
 お医者様が言ったっていうんですよ~?!」

そうは言われたものの、少し悩んでいた萩原さんは、
スイミングスクールに退院の挨拶に。
「そこのプールに、日の丸が飾ってあって、、、
 よし、選考会までの10ヶ月頑張ろう!よし!って思っちゃいました」

こうして、選考会まで人生最高距離を泳ぎ、練習されたそう。
「手術した後の10ヶ月、楽しかったです。
 自分の弱さとも、水泳と素直に向き合えました」
ですがロンドンは出場ならず、現在は、”第一線”を退かれています。
「引退とは言ってないです(笑) ないと思いますけど、、、ね?」と萩原さん。

「水泳は、新たな自分になれて楽しい」と萩原さんはおっしゃいます。
自己ベストを超えるために新しい自分になる、
という繰り替えしをするのが、水泳という競技なのだそう。
そして水泳は、子供の習い事でやるスポーツNo1で、
老若男女に愛されるスポーツです。
萩原さんのスクールでも、子供からご年配の方まで
様々な年代の生徒さんがいらっしゃるそう。

M1. ラブソング。  /  松室政哉 
M2. Love Is Stronger Than Pride  / Sade    
M3. Watchin’ Over Me  /  James Taylor