第37回


ゲスト:ミッツ・マングローブ
(ドラァグ・クィーン・タレント・歌手)

1975年神奈川県生まれ。
幼少期をロンドンで過ごし、帰国後、
慶応義塾大学卒業を経て、
再び英国ウェストミンスター大学へ留学。
20歳後半からは、新宿2丁目で
ドラァグクイーンとして名を馳せ、
2011年には歌手デビュー、
現在、タレント、歌手として活躍。
初の自叙伝 『うらやましい人生』(新潮社)がある。

小学5年生の頃、お父さんの転勤でロンドンに移り住んだミッツさん。
日本から送ってもらった「夜のヒットスタジオ」や
「ザ・ベスト10」(音楽番組)を4年間、毎日すり切れるぐらい見ていたそうです。
「89年ぐらいからバンドブームが始まって、ザ・ベスト10にも入ってきたの。
 今でも覚えているのが89年1月に爆風スランプの「Runner」が
 ランクインしてきて、2月にBARBEE BOYSの「目を閉じておいでよ」なんですよ。」

杏子「あ~!そうだ。」
ミッツ「だから順番で行くと爆風スランプ、BARBEE BOYS。
    アイドルじゃない人でバンドでもランクインするんだって思った。
    そして5月ぐらいにプリプリ(プリンセス プリンセス)の
    「diamonds」が入ってきたんです。」

そして、ミッツさんは初めてバンドを組むことになったのですが?!
「ギター、ベース、ドラム、キーボード、ヴォーカルの
 5つの音だけで鳴っているのってプリプリだけだった。
 ほんとに楽器を持って今、鳴らしましたっていう感じのプリプリ。
 その通りの音が聞こえた。これをやりたいと思ってクラスメイトに
 「バンドやろうぜ」っていって組みました。ところが!男子5人でしょ、
 入門編となる有無も言わさずBOØWYだった。もうー我慢してやりました。」

子供の頃から習っていたピアノについて
「カーペットの上でミニカーで遊んでいたら
 お母さんが「あなたピアノやりたい?」って聞いてきたから、
 コレはウンって言わなくちゃいけないんだろうなと子供ながらに空気を読んで
 ウンって言ったの。別にやりたくないわけじゃないけど
 母親が喜ぶだろうなと思って。」
結局ピアノは20年以上やっていたそうですが、
実はお母さんが怖くて辞めるなんて言えなかったそうです(笑)

M1. 月明かりに照らされて / 山崎まさよし
M2. 目を閉じておいでよ / BARBEE BOYS
M3. Only You / BOØWY