第22回


ゲストは、きものデザイナー 斉藤上太郎さん
京都出身。
三世代にわたる和装の家系に生まれ、
27歳できもの作家としてデビュー。
伝統的な和装文化を踏襲し現代空間に合った
“ファッションとしてのキモノ”
“進化するキモノ”を追求。
さらに和を楽しむライフスタイル」を提唱し
インテリアのデザイン、プロデュースを
手掛けるなど多方面に才能を発揮している。


きものデザイナー斉藤上太郎さんとのラストトーク!
斉藤さんは東京コレクションで、唯一、きものコレクションを十数年発表されています。
毎回、来場者や海外メディアから大好評ですが、公式誌に掲載されないなど悔しい思いもされてきたそうです。
「日本のジャーナリズムも大したことないですね。あ~ラジオで言っちゃった」と。

斉藤さんは、きもの以外にも電報からホテルのレストランのデザインまでと多方面で活躍されています。
「きものファッションショーでも、きもの、モデル、音楽なども全てをデザインする、
そのスタイルが見えているから依頼があるのだと思います。和のスタイルだけど最新を追いかけていますよ。
それに斉藤家はちょっとヘンテコ。例えば、桜は、木は茶色、葉は緑、花はピンクにと、
写実的に書けば書くほどダサイからするなと言われてきた。書くなら、水色の桜やモノトーンってね。
綺麗に書くのが技術の継承ですから工芸界的には歓迎されない。でも、僕は“時代”の描き方をしているんです。」
まさに“進化するキモノ”を追求されているんですね。
そして最後に「“きもの”が、楽しめて、ファッションということを発信し続けていきたい、
憧れるきものを作っていきたい」と熱く語ってくださいました。

斉藤上太郎さんのSpice of Life・・
「伝統こそ、最新である、1番新しいコトを追いかけること」

M1. あなたにアディクション with いまみちともたか & OKAMOTO'S / 杏子
M2. Honey, Honey / The Milk Carton Kids
M3. In My Life / Diana Krall