第16回


ゲストは、作家の田中康夫さん

1956年生まれ。一橋大学法学部卒業、
在学中に執筆した
「なんとなく、クリスタル」で文藝賞受賞。
その後、石油会社勤務を経て文筆活動へ。
2000年から長野県知事、参院議員、
衆院議員と政治家としても活躍した。
最新著書に
『33年後のなんとなく、クリスタル』
(河出書房新社)がある。

81年に発売されベストセラーになった著書「なんとなく、クリスタル」で、
当時話題となった文中の注書きは、読んでいる方が文中に知らないことがあって、
そこに注書きがあったら親切じゃないかなと思ってつけたそうです。
でも、そこには田中さん流の皮肉のスパイスがたっぷりとかかっています。
(文庫も新装版で出ておりますので是非)
そして、最新著書「33年後のなんとなく、クリスタル」は、
なかにし礼さん、高橋源一郎さん、壇蜜さん、福岡伸一さんなど名だたる方が推薦文を寄せていて、
「凄いですね」と杏子が話し始めると、「いやいや、田中康夫なんて認めたくないと思っている人が本屋さんで見て、
なんでこんな方たちが褒めているのって一瞬ひるんだときに書店員の人がホラそうでしょうって、
心の隙間ビジネスで、つい買っていただけるわけですよ」と田中さんらしいかわし方。
そして、対談で一番盛り上がったのが、本の帯の裏側に掲載されている広報担当の愛犬ロッタちゃん話。
衆議院議員時代に尼崎市中央商店街のペットショップで買ってきたそうです。
ロッタちゃんは「伊丹と羽田を行き来するでジェット族のプリティウーマン」
「しつけ教室でも他の犬より1番先にやって要領がいいんです」などなど話が止まりません。
最近では田中康夫と検索すると自動的に横にロッタと出てくるそうです。
「一年後は、先にロッタが出てきて、私なんか忘れ去られてしまうかもしれませんね」、、まさかネ!?
田中さんいわく「ウザイぐらいの愛情」を注いるそうです。ロッタちゃん、お疲れ様!

M1. イコール・ゼロ / 杏子
M2. She Waits For Me / Airplay
M3. She Believes in Me / Steve Gibb *田中康夫さん選曲